カテゴリー : [過去所有] ZX-14R

ライディングスクール(7回目)

ライスク7回目。
14Rでのスクール参加は3回目。
そして今回参加の虎の穴は2回目。

虎の穴はとにかく乗って乗って乗りまくるスパルタ式。
覚えた理論を徹底的に実践出来るので、本当に楽しいです。

3:30起床、4時出発で福島のエビスサーキットへ向かいます。
早朝ということもありましたが、東北道は結構寒く手が軽くかじかみ気味に。

前回は14Rで膝スリも出来たり出来なかったりな状態だったので、膝スリコースに参加しましたが、今回はある程度膝スリは安定的に出来るようになったので、一般コースに参加。
朝、新垣さんのポジションに関する講義だけ膝スリコースの方と一緒に聴いて、その後一般コースの8の字練に移動。

天気が良く、汗だくになりながら8の字をひたすら繰り返し。
他のスクールで多少上達したので、もう膝スリは安定して出来ます。
まあ、自分は身長が低いこともあり、膝が設置したところが14Rでのバンクの安全限界かも知れないですね。
膝擦りとほぼ同時か、あとほんのちょっとだけ寝かしただけで、
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カウルが擦ります。

逆側の右も(写真が暗くて判りにくいですが)
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この通り。

昼の休憩を挟み、スクールコースから東コースに移動
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国際サーキットのデカくて綺麗なパドックもいいですが、エビスのパドックは素朴でなかなかいい雰囲気。
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今回も、前回の虎の穴で知り合った方と同じパドックで。
10Rの激速な方は、先週のもてぎでもお会いしました。

先ずはクラス分けのタイムを判断するための一本目。
前回全く走り方の分からなかったS字と100Rを意識して考えながら走って、ベストは1分15秒087。
他の周回も、前回ベストの16秒台後半に比べほぼ安定して速いタイムで走れました。

ただ、こないだのもてぎでも悩んでいた、コーナー出口でなかなかバイクが起こせないという課題をどうするか、パドック内での仲間や講師の方にアドバイスを貰いながら、いろいろ考えて二本目に望みます。
課題としては、
・メリハリがなくバイクを曲げる時間がダラダラ長いこと
・そのためなかなかアクセルを開けられない、焦ってアクセルを開けると外にはらんでしまう。

二本目は、この辺を改善するため1速を使ってみることにしました。
実は、これまで14Rの大トルクが恐ろしく、1速はほとんど使っていませんでしたが、1速を使うことで以下のような効果が実感できました。
1.1速に落とすことで強力なエンジンブレーキが使え、ブレーキへの負担が少なく効果的に減速できる

2.フロント荷重がより掛かりコーナリングフォースが高くなって向きを変える時間が短くなり、バイクを早く起こせる。

3.1速で加速することで鋭い加速が得られ、バイクの立ちが早くなる。

こんな乗り方で、ベストは13秒98。
まあギリギリ14秒切りですが、前回から比べて3秒近く詰めることができました。
今日はお休みされてましたが、いつも虎の穴で走られてる隼の方が10秒台ということで、なんとか自分もそこまではいきたいですね。

前回のエビスはα-13zでしたが、今回はロッソコルサ。

1本目の後までは、そんなに派手に溶けてる感じもなかったけど、
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1速を使うようにしたらタイヤの溶け方がまるで違う。

フロントも、100Rをフロント荷重を意識して、進入速度を頑張ってみたからか、
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それなりに使えるようになったみたい。
ただカウルの擦れ具合からみて、フロント端のトライデントマークを消すのは、14Rでは無理っぽい。


さて。
今日のスクールはこれで終わりませんよ。
この後、カウルを擦ってしまうこと、メリハリの付け方などについて新垣校長にレクチャーを受けていたら、新垣校長がおもむろに「マイナスドライバーある?」と。
なんと直々にサスのセッティング出しをしてして頂きました。
そして、更に
「タンデムで走ってみようか」
ということで急遽、新垣ジェットコースター体験!

エビスの高低差のハンパないコースを先ずはタイヤの温めで一周。
てか、熱入れの周でも既にハンパないんですが・・・。
そして2周目。
いきなりタンデムでウイリー!
恐ろしいスピードでコーナーに突っ込んでいきます。俺涙目www
そして一瞬で向きが変わる。変わった瞬間超全開!!!死ぬかと思ったわw

100Rから最終コーナーにかけても、タンデムでこんなスピードで突っ込んでいけるなんて、という速度で入って行きますが、バイクがしっかり沈み込んでいるのが体感出来て、勿論新垣さんが運転してるというのもあるけど安心感があります。

新垣校長がタンデムで軽く走ったタイム・・・1分11秒w
マジか(笑)
いやー、ホントに勉強になりましたわ。
とにかくオーバーとも思える程のメリハリ。そしてスピードで遠心力を引き出しサスをきっちり使う走り方。
やっぱハンパないっすね。

乗ってるとメリハリ感が凄いのですが、傍から見てるともの凄いスムースだったとのこと。
そして、後ろを走っていた10Rの方は、加速時に延々ブラックマークが付いていたとw
しかも2速以上しか使ってなかったみたい。
1速を使うことに活路を見出したオイラはなんだったのか・・・。

今日は、コレが一番の収穫かな。

そして、虎の穴代表の河野さんから、「早い内にSSに乗ったほうがいいんじゃない?」という一言。
カウルもその内穴が空きそうだし。
バンク角的にはいくとこまでいっちゃってる気がするし。
とにかく重くて何するにも「よいしょ!」って感じだし・・・。
ちょっと、真剣に考えてみます。

ライディングパーティーに行ってきました

ずっと御覧頂いている方は既にご存知と思いますが、今年は突然ライディングスクール通いに目覚め、スポーツライディングの楽しさに嵌っております。
ロングツーリングのために買ったZX-14Rですが、サーキットを走る機会が増えてきました。

今回は、ツインリンクもてぎのレーシングコースを走れるライディングパーティーに初参加してきました。

ツインリンクもてぎは、自転車のエンデューロでは走ったことがあるのですが、バイクでは初めて。
しかも国際格式のサーキットをバイクで走るのも初めてです。
ちなみに、富士と筑波もクルマと自転車では走ったことがありますが、バイクではまだありません(笑)

朝5時ちょっと前に出発し7時に到着。
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協賛のメーカーブース。
アグスタ、ドゥカティ、KTMをサーキットで試乗出来るという太っ腹。

取り敢えず、パドックに入庫
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1区画に4〜6台ずつ。富士もそうですが、流石国際規格。広々しています。

ミラー外して、灯火類のレンズにテーピング。
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準備完了です。

ライディングパーティーはハイスピードクラス(赤ゼッケン)、準ハイスピードクラス(黄)、ビギナークラス(緑)、サーキットデビュークラス(桃)の4クラスに分かれていて(走行枠はビギナーとデビューが一緒なので3クラス)自分は準ハイスピードクラスで申し込みしたのですが、受付したらなんと赤ゼッケン渡されました!
人数調整なのかな?
なんか申し込みの時に第二希望を入力する欄があって、自分ではビギナーを申し込んだつもりだったんだけど間違えたのかも知れない(笑)

内心「マジか!」とドキドキしつつ、まあ上手い人の走りを間近で見た方が自分の勉強にもなるし、とそのまましれーっと赤ゼッケン装着。
なるべく邪魔にならないように頑張ろう。

ミーティングではネモケン氏のためになるお話。
そして、宮城光さんや、原田哲也さんなど伝説な方々が先導してくれるようです。
実はその昔、原田哲也さんの大ファンでレプリカヘルメットなども持っていたので、かなりテンション上がりました。

午前中は慣熟走行が2本。
コースを覚えるためにしっかり走ります。
コース幅が広いので気持ちいいです。

慣熟走行が終わると引き続きフリー走行。
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1本目。
初めてのコースなのでプロが先導してくれる列に並びます。
列の5〜6番目に並びましたが、4〜5人に一人先導が着いて貰えるようで、ラッキーなことに自分は2組目の先導の方の真後ろ。
プロの方が相当合わせてペースを落としてくれているのを実感しながら、必死に着いて行きます。
途中速い人が乱入し、先導の方のペースが上がって必死に追いすがるも、ジリジリ離される・・・orz
しかも後ろを振り返ると誰も居ないし。
でも、ライン取りなどが間近に見れていい勉強になりました。

あ、そう言えば、先日着けたばかりのタイムアタッカーですが、完熟走行では反応していたのにフリー走行では全く反応せず。
やっぱり、14Rはセンサー装着する位置が無くてかなり微妙な場所に付けてしまったので、地面からの距離がギリギリ届いてないのか、スピードが低いとなんとか反応するのかも知れないけど、ホームストレート全開だと反応しないのかな。

2本目
先導なしのフリー走行の列へ。
先ほど先導して貰った周のライン取りを意識しながら丁寧に走りますが、やっぱり回りのペースも速く、コーナリングで着いていこうとすると、14Rをどこまでバンクさせていいかが分からずとても怖いです。
こないだ、船橋の膝スリ練で高速コーナーの膝スリも練習した筈なのに、やっぱり実際に回りに人が走っている状況だと、転倒が怖くてなかなかそこまで寝かすことが出来ません。

2本目もやっぱりタイムアタッカーが反応せず。もう諦める。

α−13zから履き替えたばかりのROSSO CORSAですが、
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やっぱりもう少しバンク出来そうな感じ。

フロントは
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アマリング全開w
端っこのトライデントマークの先っぽがやっと。
でもα-13zよりサイドが回りこんでる感じで、端までいったら絶対コケる気がするよ。
あと、α-13zより明らかにブレーキが効かない感じなんだけど、気のせいかな・・・。

あ、空気圧は前後とも240kpaに落としてます。

3本目
3本目の時間ですが、知り合いと偶然出会って話したり、ガス欠気味だったので給油したりで、一回休み。
ついでにカフェテリアでサービスのランチを摂って休憩。

4本目
また先導付の列へ。
今度も先導の真後ろですが、なんか集中力が続かずギア抜けしたり、ブレーキングでリアが振られて突っ込み過ぎたりして、ペースが上がらず着いていけません。
途中でシビレを切らした後ろの方2名に抜かれ、そのまま先導の方と一緒にどんどん行ってしまいました。
これは結構精神的にダメージがデカくて、その後もブレーキが遅れて大きくはらんだり、逆にそれが怖くてブレーキングポイントが早すぎになったりして、リズムがガタガタ。
最終周で鬼速の14Rにチギラれるなど。
なんかダメダメだ。

5本目
本日最終枠。
さっきのリズムですっかり自信が無くなり、ピヨピヨ走ります。
もうバンバン抜かれます。
疲れました。

終了後はじゃんけん大会などあったようですが、帰りが遅くなるとキツイのでスルーして帰りました。
渋滞してたけど、東京から150km程度なのでまあそんなにキツくは無かったかな。

そんな感じのもてぎ初体験。
走行前は、もてぎの様にストレートが長いコースでは14Rでもなんとかなると思っていましたが、200km/hオーバーからのフルブレーキでコースアウトしそうになる恐怖を何度か味わい、ブレーキングポイントをどこに持っていったらいいかが最後まで分からず終わってしまいました。
みんなどうしてあんな速度でコーナーに入ってイケるんでしょうか。
・・・もっと修行が必要なようです。

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でも、やっぱりサーキット走行は楽しいね。
今からレースにチャレンジする勇気はもうありませんが、公道で出来ないことを思いっきり楽しめるのが素晴らしい。

益々SSが欲しい今日この頃。

[ZX-14R] 一ヶ月ぶりに乗りました

この前乗ったのは、8月頭にタイヤ交換した時の15kmくらいかな。

今日はタイヤの皮むきと、タイムアタッカーのセンサー移動のためのステーを購入しに、ナップス港北と世田谷をハシゴしてきました。

港北までは第三京浜で。
久しぶりに乗ると・・・こ、怖ぇ〜。なんだこのパワーwww
タイヤの皮むきも兼ねてたので大人しくアクセル開けたつもりでしたが、のけぞりました。

エアクリーナーとプラグを交換したので調子もいいし、これから涼しくなるので乗るのが楽しみです。

さて、港北店では、ステー(結局使わなかったけど)とプレクサス、そして20日のスクールに使うゼッケンシールを購入。
それとSENAのインカムで話す声がGoProに入力出来るという新製品、GP10が欲しかったんだけど、無いみたいなので世田谷店に移動。

世田谷にもGP10は無かったので(ていうかどうもマトモに流通してないみたい)、店内をブラブラ。
そしたら予定してなかったブツ買っちゃった。。。
ブツは他店から取り寄せなので、明日取りに行ってきます。

帰って軽く洗車した後にプレクサスぬりぬりしてみましたが、これいいね!
プレクサス(Plexus) クリーナーポリッシュ PL368[HTRC 2.1]プレクサスクリーナーポリッシュ
洗車がそんなに好きではないので、いつも横着系のコーティング材ばかり使ってますが、それ系の中では施工性も艶も一番いいかも知れない。
ピカピカですよ。

[ZX-14R] ZiiX タイムアタッカー装着

プラグとエアクリーナー交換作業の流れで、折角カウルを外したので、先日購入したZiiXのTIME ATTACKERを取り付けしました。

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磁気バーが埋め込まれているサーキットでタイム計測ができるものです。
写真の構成は、タイムが表示される本体と、磁気に反応するセンサー、そしてベストラップ時に緑のランプが光り、ベストより遅ければ赤いランプが光るランプユニット。

というか、14Rに取り付ける装備じゃないよなー。
まあ最近サーキット走行が楽しくなってきたし、9月にもてぎの走行会があるので、折角だからと買ってみたんだけど、正直もう6Rとか買ったほうがいい気がする。

・・・そうは言っても直ぐには乗り替え出来ないので、取り付けます(笑)

本体には内蔵バッテリーが装備されていてUSBで充電出来ますが、車載バッテリーからの電源ケーブルも付属しているのでそちらに繋いでしまいます。
バッ直だけど、本体の電源をONにしなければ充電が始まらないようなので、車載バッテリーの負担は無いんじゃないかな。

本体は結構デカイので着ける場所に悩みます。
メーターの上に付属のステーを曲げて3Mの両面テープで貼付け。
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本体にはUSB端子が付いていて、充電の他にPCにラップタイムのデータをxlsのデータでダウンロードできるんだけど、12V電源を取ってるし、その都度電源・センサー・ランプのコネクターを外して家に持ち込むのは面倒なので、付属のマジックテープは使わず両面テープで固定してしまいます。
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毎回PCにデータダウンロードする程マジでもないし、どうしてもの時はPCをバイクのところに持ってきてデータ吸い上げればいいかな。

ただ本体は防水じゃないので、ツーリングの時はビニールで養生するとか考えないと。

さて、本体とハーネスの取り回しはそんなに大変じゃないんだけど、一番面倒なのがセンサーの取り付け。

センサーの取り付け位置は以下の様な指定があります。
・地面から20cm以内
・タイヤから15cm離す
・オルタネータから15cm以上離す
・金属の回転体からできるだけ離す
・センサーと地面の間に金属が無いこと
・排気管のすぐ近くの配線及び固定は避ける
・二輪車は前後のタイヤの中間に設置

そんな都合のいい場所あるか!
しかも、センサーの向きに指定があるので、この条件をクリアするにはどっかで妥協しないと絶対に取り付け出来ないよね。

14Rはエンジンがデカイし、またカウルとエンジンの隙間も狭いので、センサー一つ着けるのにも大苦戦。
結局
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右アンダーカウル後端のステーのボルトに、エーモンのL字ステーを進行方向に斜めに共締め。
斜めにしないとアンダーカウルと干渉しちゃう。
んで、センサーは進行方向と直角に取り付けなければいけないので、センサーの片側にウレタンの切れ端を付けて進行方向になるべく直角になるよう調整の上、タイラップで固定。
実はこれでも、少し斜めになってるんだけど・・・。

あとは、斜めになってるのより気になってるのが、エキパイとの距離が3〜4cm程度しか取れてないこと。
これ以上は、カウルに穴あけてステーをボルト留めとかしかないかな。

※2014.9.14追記

マグネットセンサーですが、上の設置位置だとやっぱり溶けました orz

なんとなくヤバそうだと思いつつ用品店巡りをして帰宅したら、センサーの箱が変形してましたよ。
かなり形がおかしくなっていたのでダメかと思いましたが、磁石には反応するので機能は大丈夫そうです。

長めのステーを買ってきて設置位置を変えようといろいろ模索してましたが、14Rはどう考えてもエキパイからの距離が取れないので、苦肉の策として右カウルとクランクケースの間に両面テープで設置し、脱落防止のためタイラップで近くの配線とセンサーの配線を留めました。
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クランクケースにくっついちゃってるので、センサー設置位置として推奨されてない金属の回転体に近いのと、地面から30cmくらいの高さになってしまってますので、サーキットの磁気バーに反応するかは試してみるまで判りません。
あと、エキパイの側よりは温度が低いと思いますが、ここもかなり熱くなるので、クランクケースとの間に遮熱テープを貼ったほうがいいかな。
でも、アルミの遮熱テープとかだとセンサーが効かないかもとか、なんかいろいろと悩ましい。

[ZX-14R] スパークプラグ交換

エアクリーナー交換からの流れで、そのままスパークプラグ交換に移ります。

※エアクリーナーの記事でも書きましたが、カウルの外し方については別にとても詳細な解説をされているサイトがあるので、ググってみて下さい。

プラグは進行方向で一番左の1本は左側から、その他3本は右側からアプローチします。
これも知り合いのサイトを参考にさせていただきましたが、なるほど、実際に見るとそれしか方法がなさそうです。

それから、このプラグレンチもその知り合いのサイトを参考に購入しましたが、これが無いと(或いは同様の機能を持ったプラグレンチが無いと)間違いなく作業出来ません。
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純正部品番号は、92110-1132 です。

先ずは一番左のプラグ。
写真のステーのボルトを2本外し、隙間から手を入れて外します。
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頭にコネクターが刺さっているので外し、イグニッションコイルの筒を引き抜きます。
これは異常に固いので、スパナなどを使いテコの原理でコジ上げないと抜けないと思います。(写真は右側作業の説明で貼ります)

抜いたイグニッションコイルASSYがコレ。
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シリコングリスが上のヒダの部分に塗られて挿入されているようです。
引き抜く時にゴミなどがくっついてくるので綺麗に拭いて、取り付けの際にまたヒダの部分に少量塗って挿入。

プラグレンチを差し込み、14mmのスパナで外します。
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新品のプラグは純正品と同じ、NGKの CR9EIA-9 を使用。
4気筒でシングルプラグなので4本必要ですよ。

新旧プラグ比較。
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電極に煤が多少溜まっているようですが、正直電極が減っているなどの様子は見ただけでは判りません。

新品を取り付ける時は、プラグレンチに新品プラグを付け、プラグホールに差し込んだら手で優しくネジを締めていきます。
プラグのワッシャが底に当たった感触があったら、そこからスパナで1/2回転締付け。
ちなみに1/2回転というのはバイク用の細いプラグの場合で、プラグ径によって違います。
適合するプラグをNGKのサイトで調べると、締付けトルクが出ていますし、トルクレンチが無い場合や、14Rみたいにトルクレンチなんか絶対に入らなそうなバイクの場合は、締付け回転数が書いてあるので参考にしてみてください。

プラグ締付けが完了したらイグニッションコイルを差し込み、コネクターを忘れずに元に戻します。
イグニッションコイルは挿入時も相当固いので、外す時と逆でスパナをテコにするなど、充分に押し付けてきちんと刺さっているか確認します。
イグニッションコイルのヒダの部分が奥まで入ると「ゴリゴリ」っとした感触がします。

あと、ハーネスのコネクターは忘れずに元に戻します。忘れると当然ながら点火しませんし、何より忘れたままカウルを取り付けてしまったりしたら、後で地獄を見ますよ。

まあ、左は近いし楽勝です。問題はここからですよ。

右側は先ず、この燃料ポンプのボルト(緑)とハーネスコネクター(赤)を外してアプローチを確保します。
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写真がピンボケですみません。

燃料ポンプをどかすと
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こんな風景。
もう左から2番目のプラグが絶望的に遠く感じます。
この隙間から腕を突っ込んで作業します。

ハーネスのコネクターを外してイグニッションコイルを抜くのは全気筒共通ですが、イグニッションコイルが固いので、奥の方は根気と工夫です。
手前の方であれば、
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こんな風にスパナを引っ掛けてテコで持ち上げることも簡単ですが、左から2番目はまあいろんなことしました。
最終的にはモンキーレンチを水平に突っ込んでなんとか外せました。
ちなみに左から2番目はなんで右側からのアプローチになるかというと、一番左と2番目の間にハーネスが通っていているからなんですが、道具を突っ込んでこのハーネスを傷つけたりしないように充分注意です。
あ、右から2番目の真上にも嫌がらせのように細いハーネスが走っているので、気をつけましょう。

そう言えば、この左から2番目のプラグに苦労してアプローチし、プラグレンチを差し込んだら、なんと手で回るではないか!
マジかよ。
抜いてみると吹いた跡も残ってないし、意味がわかんないけど、今までコレで走ってたってことか・・・。

同じ作業だけど、場所によっていろんな工夫をしないと交換できない4本を終えるまで、約1時間。
プラグは5,000kmで寿命とか言う人もいるけど、こんなの5,000km毎にやってらんねー。
まあ、15,000kmくらい使っちゃってもいいんじゃないの?www

ということで、燃料ポンプのコネクターを挿して元に戻したら、後はカウルを元通りに着けるだけ・・・。
いや、このカウルをもとに戻すのにまた40分くらい orz

実はこのあと、折角カウルを外したのでやっておきたい作業をしたんですが、これが結構ドツボに嵌り、カウル装着する頃にはヘロヘロで1箇所爪割っちゃったり・・・。
フルカウル車はホント面倒くせー。

なので、カウル外したら、もういろいろとやっちゃいましょうね。
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クーラントの量確認。少なければ補充。

後は、オイル滲みの確認とか。
いや、疲れたわ。

[ZX-14R] エアクリーナー交換

7月末に買って置いたけど、セガレが来ていたので作業を保留していたエアクリとプラグの交換をしました。
ODO 13,500km時の作業です。

エアクリーナーはサイドフィンとタンクカバーを外せば出来ますが、プラグの方はアッパーインナーカウル(フロントフェンダーの上にあるカバー)とミドル&アンダーカウルを外す必要があるので、午前中に始めます。
記事では、エアクリーナー交換とプラグ交換は分離します。

10時くらいに開始し、40分くらい掛かってようやくこの姿に
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ちなみにカウルの外し方については、とても詳しく説明しているサイトがあったので、それを参考にさせていただきました。
そのサイトを見なければ、多分外せなかったと思います。
個人の方のサイトなので無許可でリンクを張るワケにもいきませんが、ググれば直ぐ見つかると思います。

先ずはエアクリーナーから。
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この銀色のカバーのボルトを外せば、中にエアクリーナーが刺さってます。
引き出して新品に交換するだけ。

13,500km走ったエアクリーナーと新品の比較。
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もっと汚れてるかと思ったけど、意外とそうでもありませんでした。
目立つゴミは虫が2匹程張り付いてたくらいかな。
まあでも汚いことには変わりないのでさっさと交換です。
純正エアクリーナーの部品番号は11013-0718です。

エアクリーナーボックス内も思ったほど汚れていませんでしたが、
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こんなマ◯イ棒的なやつを作って掃除。

新品のエアクリーナーを挿入して銀色のカバーを元通りに付けたら終了。
エアクリーナーについては以上。

カウルが外れたまま、引き続きプラグ交換へ。

[ZX-14R] タイヤ交換(2回目)& ハブダンパー交換

7,200km時に新車から付いていた BRIDGESTONE S20 から DUNLOP α-13z に交換し、そこから6,300km走った13,500km時が、今回の交換(2回目)です。

α-13zに履き替えた今年から突然ライディングスクールにハマり、サーキットとかクローズドコースを走るようになったので、次は何を履こうかかなり悩んでいました。

使い方としては、今後もツーリングメインで1〜2ヶ月に一度サーキット走行、という感じになると思うので、最低限のウェットグリップとライフは捨てられません。
更に言うと、どんなに鬼グリップなタイヤを履いても、ZX-14RでそもそもSSと張り合うのは無理だしそんな気もさらさら無いので、「プロダクションタイヤ」は現実的ではありません。
そうなると、自ずとα-13zのような「ハイグリップタイヤ」に絞られてきます。

実は、今まで履いていたα-13zのフロントがまだ3〜4分山残っているので、センターのスリップサインが表面に出てしまったリアだけまたα-13zに交換し、次のセットでDIABRO SUPER CORSA SP V2あたりに替えたいと思っていました。
α-13zは、自分のレベルではサーキットを走っても全く不満は無いし思ったよりライフも長かったので、もう一回α-13zで練習して、スパコルSPにするのがいいかと・・・。

が、いつも交換をお願いしているSpeedstarさんのサイトを見ていると、DIABRO ROSSO CORSAがセールになっているではないですか!
α-13zのフロントが勿体無いとしばし悩みつつ、ロッコルのセール品「残り僅か」という言葉に思わず電話w
残り2セットとのことで、そのまま予約してしまいましたとさ(笑)

セガレが旅行に行っていて居ない今しか時間がないので、予約した本日、速攻で帰宅し交換しに行ってきました。

フロント
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夜なのでフラッシュで光っている画像しかありませんm(__)
α-13zよりグルーブはしっかり刻んであります。
フロントのプロファイルはそう変わらないかな。

リア
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気のせいかも知れませんが、同サイズの筈なのにα-13zより細い気がする。
α-13zも大概尖った印象だったけど、より尖ったプロファイルなのかも。
センターはライフ重視だそうですが、サイドのコンパウンドはスパコルのSC2と同じとのことなので、早くサーキットで試してみたい!

ショップからの帰り道、α-13zに比べて柔らかいのか乗り心地が良くなった感じがしました。
というか、S20からα-13zに替えた時にエラく跳ねるな、と感じたのでα-13zの剛性が高いってことなのかな?

さて。
ついでに、先週取り寄せていた
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ハブダンパーも交換して貰いました。

ハブダンパーはタイヤ2回に1回交換が常識だと思っていましたが、最近はハブダンパーの耐久性も上がっているようで、スプロケットを揺すっても全くガタが無いし、外してみてもキツキツにハマっていてまだまだイケそうでした。
見た感じ、次のタイヤ交換時まで全然余裕っぽい。
聞くと、特に最近のカワサキ車のハブダンパーは優秀だそうです。
ちなみに、隼のハブダンパーは今でも5〜6,000km程度しかもたないそうなので、メーカーによっては昔ながらの常識がまだ生きてるところもあるんですかね(笑)

ハブダンパーが入っている場所。
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ハブダンパー自体は自分でも簡単に交換出来そうですが、ホイール外すのが面倒くさいので、やっぱり今後もタイヤ交換と同じタイミングでお店にお願いしよう。。。

参考までに、ハブダンパーの部品番号は
92161 – 921611286
で、同じものが5個必要ですよ。
まあ乗り方にもよると思いますが、20,000kmくらいで交換でいいんじゃないでしょうか。

ライスクの写真

7月3週と4週に連続で行ってきたライスクの写真。

片方はサイトから拝借してきたヤツなので怒られたら消しますが、もう片方は有料の写真サービスでデータごと貰ったから大丈夫でしょう。

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こっちはデータ貰ったヤツね。
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突っ込みすぎてS字をショートカットするところとかも撮られてたけど、それはダサ過ぎなので公開しませんw

あと、こちらは自車の後ろから追いかけ撮影動画も有料で撮って貰ったんだけど、初コースに出たばかりのピヨピヨ走ってるところで、しかもずっと渋滞にハマってる場面しか映ってなく損した気分。
まあ、その後に他の上手い人の動画が入ってて、そちらはライン取りがとても参考になったのでそっちばかり見てますw

本当は自分で動画撮ったり出来るとフォームとかライン取りとかチェック出来るんだけど、スクールの場合は割りと撮影禁止なところが多いので、有料でもデータが貰えると助かります。

ライディングスクール(6回目)

今日もライスクに行ってきました。

本日のライスクは、前に3回程参加しているレンタルバイクでのトレーニングを行うBKライディングスクールの番外編で、自分のバイクで膝すりのトレーニングをするという趣旨。
そしてなんと、会場はオートレース場です!
実は、普段オートレースは全く見ないのですが、オートレース場を走れる機会なんて望んでも出来ることじゃないので、募集を見て速攻で飛びつきました(笑)

会場はココ。
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家から首都高で40分くらい。近場サイコーw

隣のマンションがもの凄く近い、一周500mのオーバルコース。
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路面は平滑で、且つサーキットよりも水はけの良い高機能舗装のような特殊舗装。
もの凄くグリップしそうです。

それにしても今日も暑いです。
海に近いので風があるのが多少の救いですが、アスファルトの照り返しもあり常に水分を摂っていないと危険です。

メニューは
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オーバルを使い、半クラとリアブレーキを使ってのバイクコントロールと、パイロンを置いてのゆっくりジムカーナ風味な練習。

あれ、膝スリは?www

なんだか予想に反し、基礎トレーニング風な感じです。
まあ、折角なので真面目に取り組みましたが、特に強烈に狭い間隔のパイロンでのゆっくりジムカーナは14Rにはキツく、クラッチワークの勉強にはなったかな。

あとは、200m弱のストレートを使ってのスタートから全開の練習。
きっちりレッドまで回せとのことで、5〜6,000rpmで半クラでミートして1速で11,000prmまで引っ張りますが、14Rでは200m弱のストレートは短すぎて2速に上げた瞬間にフルブレーキを掛けないと、その先のコーナーに進入出来るスピードをはるかにオーバーしてしまいます。
ここではトラコン1と2で試してみましたが、1だときちんとクラッチでコントロールしないとフロントが簡単に浮きます。
2ではバイクが勝手にコントロールしてくれる感じで、速いけどジェントルな加速ですね。

ということで、ここまでやって昼休憩。
車券売り場では別の会場のレースの中継がやっていて、そちらの食堂で昼食。
カレーを食べたのですが、安いし結構旨いです。

午後は
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特別企画としてレーサーの実走シーンを目の前で見たり。
初めて間近でレーサーを見ましたが、機能美というか美しいですね。
写真は、スクール参加者がレーサーのアクセルを煽っているところです。
とてもサイコーな音がしますよ。特に吸ってる音がハンパないです。

その後はオートレーサー3名のトークショー。
その内お一方は、午前中から私服で会場にいらっしゃった時から何処かで見たことある方だと思っていたら・・・なんと青木治親選手でした。
青木選手は講習で順番待ちをしている間にもライディングテクニックについてのアドバイスを話してくれたりして、とても気さくな方でした。
そして先週新人王を獲得したという19歳の鈴木選手は、今までオートレースを見たことがない参加者にレーサーの仕組みなどを積極的に説明してくれたり、とてもしっかりした青年でした。

そんなこんなでPM2時。
いよいよ膝スリですが、あと2時間しかないけどどれだけ出来るかな・・・。
最初はコースにパイロンを立てての定常円旋回。

オートレース場のコースはストレートでもカントが付いているので、カントの上側での膝スリが結構怖かったけど、左旋回はすんなり擦りっぱなしに出来ました。

しかし、右旋回が如何せん怖い。
なんでですかね。
BKスクールのVTとか、ミニモトのXR100とかでは左右とも擦りっぱなしに出来るのに、14Rだと途端にダメですね。
やっぱり、右腕を折り畳みながらのアクセルコントロールにまだ無駄な力が入ってギクシャクし、ふっと駆動力が抜けた時に内側に切れ込むと、重量級では手の施しようがないという意識が働いてしまうからかな。
何度かトライして、右旋回は擦りっぱなしとはいかなかったけどガガッ、ガガッ、ガガッと一周の内に散発的には擦れるようになりました。
ここでは、アクセルをしっかり操作し遠心力を一定に安定させるという大切さが判りました。

ところで。
後で講師の方から、「左旋回は寝かせ過ぎで見てる方がヒヤヒヤする」と言われましたw
自分でも結構危ないかな?ってくらいパタっと寝かせてる自覚はありましたが、半径5mくらいで擦りっぱなしにするにはそれくらい寝かさないと膝が届かないんだよね。
バックステップに換装してなければ確実に外足の爪先がステップから離れてました。やっぱりこれは足の長さの問題だと思うな・・・。
170cm・・・とは言わないまでもせめて身長があと3〜4cm高ければこんな苦労しないと思う。

そしてようやくオーバルを使っての高速膝スリ練習。
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コレ、朝からやりたかったなー。
最高に気持ちよかったですよ。

ハードブレーキングでフロントに思いっきり荷重が載った後のヘアピンなどでは14Rでも擦れるんだけど、中速以上のコーナーに恐怖心があってなかなか擦れなかったのが、ここはコース幅がもの凄く広くて取り敢えずライン取りとか気にしなくて良いからか、最初からかなりの速度で旋回中に擦れました。
しっかり速度を乗せ、遠心力でサスを縮めるというのが実感出来たのは大きな成果でした。

そしてなんと!ここで雲行きが怪しくなり終了。
苦手な右周回はなんとしてもやりたかった・・・orz
でも天気ばかりは仕方ありませんね。

最後は
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こんな記念写真でシメwww

ということで、雷雨が通りすぎてからそそくさと帰宅。
帰りの首都高は多少混んでたけど、それでも近いって素晴らしいね!

タイヤは
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綺麗なので判りにくいですが、リア左は今回はきっちり端まで使いましたよ。
路面が物凄く良かったせいか、結構ハイペースで周回したにも関わらずデロデロにはならず。
エビスでボロボロになったカスも綺麗に取れましたwww

リア右側。
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半径5mの定常円旋回で寝かせきれなかったのと、オーバルで右回りが出来なかったので、前回のカスが残ってます。
やっぱり低速域ではこの程度で擦れないと「バンクセンサー」としての膝スリの意味が無い気がする。

フロントも同様
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左は端まできっちり使えてますが、

右はこの通りw
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リアタイヤは端はまだ使えそうだけど、真ん中のスリップサインまであと1mm。
次はSUPERCORSA履いてみたいけどw、フロントがまだいけそうなのでリアだけもっかいα-13zかな〜。

さて。
8月は、普段生活を共に出来ないセガレとの貴重な夏休みを過ごすため、バイク三昧は一旦お休み。
9月からまたスクールや走行会で、ここまで習ったことの応用練習をしたいと思います。

[ZX-14R] ブレーキ・クラッチフルード交換

新車で購入以来一年。
夏前からずっと交換しなきゃと思いつつ、ABS車の交換は自分でしたことないし、バイク用品量販店でもABS車はどこも断られてそのままにしてました。

ところが、先週ライスクでエビス東を走ったところ、とうとうブレーキフルードが沸いてしまい、大量にエアを噛んでブレーキがスカスカになってしまいました。
スクール中はメカニックの方に応急的にエアを抜いて貰いましたが、いよいよ放置できないので本日交換しました。

エンジンを掛けなければABSユニットのバルブが作動しないとのことなので、ライン内のフルードしか抜けないような気もしますが、明日もライスクの予定がありそのままにできないので意を決して。

ブレーキフルードは
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elfのDOT5.1をチョイス。グリコール系なのでDOT4と互換性アリ、のはず。
ドライ沸点260℃、ウェット沸点180℃。ちなみにカワサキ純正DOT4はウェット沸点155℃。

基本、シリコンチューブとペットボトルなんかがあれば交換できますが、フルード使用量が作業中でも判りやすそうなので、こんなの買ってみました。
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(STRAIGHT/ストレート) ブレーキブリーダーボトル 19-589
ストレート ブレーキブリーダーボトル

ワンウェイバルブ付で逆流しないようになってますが・・・ブリーダーバルブ部に取り付けるゴムが緩く、きちんと抑えていないとここから空気吸ってしまってるような感じであんまり意味有ると思えないw
その内もう少し内径の小さいチューブ買ってきて、ブリーダーバルブに直接チューブを挿した方がいいかもしれません。

そんなワケで上でちょっと書いちゃいましたが、以下交換作業。

「ブレーキフルード交換」
ブレーキフルードは塗装を侵すので、リザーバータンクを空ける前に回りを要らないタオルなどで養生。
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キャップロックを外してキャップを取ると、写真のようにダイヤフラムが有ります。
ダイヤフラムを抜く時はフルードが垂れないように注意。
写真撮るの忘れましたが、フルードは若干黄色がかっていました。

マスターシリンダーと遠い左側のキャリパーから。
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フレアナットレンチかメガネ(10mm)を掛けてブリーダーバルブにチューブを挿したら、ブレーキレバーを握りながらブリーダーのボルトをゆっくり緩めます。
左手でレバーを握りながら右手で左キャリパーのバルブを緩めるのは自分の体格ではなんとか届く感じです。

フルードがホースに出てきたら一旦ボルトを締め、以下の作業を繰り返します。
1.ブレーキレバーをニギニギ。
2.ニギニギ5回目くらいにブレーキレバーを握りながらブリーダーボルトをゆっくり緩めそのままレバーを握りこむ。
3.ブリーダーボルトを締めてから、握り込んだレバーを離す。
1に戻って繰り返し。
1〜3の作業を5回程度繰り返したら、リザーバータンクのフルード残量を確認し、穴が液面から出ないように補充しながら、ひたすら繰り返します。
負圧でちゅーっと全部吸いだしてから入れ替える工具なんかもありますが、結局最後はエア抜きで同じ作業しなきゃいけなんで、時間はかかるけど最初からこの方法でやった方が確実ですよ。

右のキャリパーも同様にして、概ね280cくらい使ったところで終了。
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280ccで止めたのは、リアの分が途中で足らなくなるかも、と思ったからで全量交換できてるかは不明。
しかも、このフルード最初から黄色いのでちゃんと入れ替わったのかが判りません・・・。

一応、最後はマスターシリンダのブリーダーからエア抜き。こちらのボルトは8mm。

次はリア。
リアはシートを外して作業します。
キャップオープン!
・・・。
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なんじゃこりゃー。。。
完全にコーヒーです(T_T)

リアブレーキは殆ど使わないのですが、使用頻度とか関係ないんすね。
もう、とっとと交換しちゃいますよ。
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約150ccくらいで、キャリバーのブリーダーから出てくるフルードが完全に新品色になりました。
フロントのところで書き忘れましたが、リザーバーに並々注ぐと、ダイヤフラム入れた時に溢れるので注意です。ダイヤフラムを入れた状態でフルードがUpperとLowerの間にある状態にしましょう。

リアは色から間違いなく入れ替わったと思うけど、フロントは入れ替わったか判らないので、実はもう1本注文済。
届いたら、使い切るまで何度かエア抜きがてら同じ作業をする予定です。

交換が終わったらキャリパー回りなどは良く水洗いしておきましょう。
塗装が剥げます。


「クラッチフルード交換」
クラッチフルードは同じelfのDOT4使用。
なんで5.1使わないのかというと・・・。
実は、最初DOT5.1のフルードをポチったつもりがDOT4を買ってしまい、キャンセルが間に合わずに両方届いてしまったからですwww
5.1を使うとクラッチが気持ち軽くなるという噂もあるけどどうなのかな。

クラッチ側は涼しい夕方になってからやったので、薄暗くなってしまい写真を撮ってませんが、要領はブレーキと同じです。
抜くのはクラッチレリーズシリンダーについてるバルブから。
リザーバータンクが小さいので、注ぐ時にこぼさないように注意です。
こちらは100ml強使用。

以上です。