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When you come home / triosence

When You Come Home

山野楽器のオススメコーナーで試聴して買いました。ドイツのグループとのことです。
ジャンルはジャズということで、広い意味ではそうなんでしょうが、なんとも云えない雰囲気を持ったプレーヤーです。

メロディーが物凄く綺麗で、一曲一曲毎に風景が頭の中に浮かんできそうな、想像力をかきたてられる不思議な魅力を持ったアルバムでした。全曲オリジナルだそうですが、ロマンティストというか感性の豊かな書き手なんだろうな、というのが容易に想像できます。
たまに、クドかったり、変に田舎臭かったりするのですが、美しいメロディーに乗るとそこがまた味というか、ハマって聴こえてしまうところが何とも云えません。

もうちょっと聴きこんでみると、また味わいも違うのかな。
ポイント2倍デーということでちょっと調子に乗ってしまいましたが、面白いもん見っけ、という感じでしょうか。他の作品も聴いてみたい。

Easy to love / Vladimir Shafranov Trio

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澤野工房コレクション増やすには火曜日に限ります。何故なら山野楽器自由が丘店ポイント2倍デーだから(笑)。

今日はウラジミール・シャフラノフ・トリオのEasy to love。

僕が聴くジャズは、基本的にピアノメインですが、それは “ジャズ” というジャンルに傾倒しているというよりかは、”ピアノ” という楽器そのものの魅力にとり憑かれているからであります。
ちなみにクラシックもオーケストラよりはピアノのために書かれた曲が好きです。

澤野工房レーベルで取り上げられるプレーヤーは、所謂有名どころのようにソロで素人にはわかり難いテクニックを延々と披露するマニアックなモノより、スッと耳に入ってくる判りやすくて耳あたりのいい演奏が中心です。
コアなジャズファンの方にはお叱りを受けるかもしれませんが、大のお気に入りであるトヌー・ナイソー然り、このシャフラノフも 繊細さや力強さ、音の広がりといった “ピアノ” という楽器の持つ魅力そのものを満喫できること間違いなしです。

スタンダード・ナンバーやクラシックのアレンジなど聴きやすい選曲中心で、ジャズはとっつき難い、と思われている方にも是非オススメしたいレーベルです。

魔法の領域 / 杉真理

魔法の領域

今更ですが、”すぎまり” ではなく “すぎまさみち” です。
今や知らない方も結構いらっしゃるとは思いますが、ソロ活動の他に、榊原郁恵や堀ちえみや松田聖子等に楽曲を提供していたシンガーソングライターです。
自身にも “バカンスはいつも雨” という堀ちえみが出ていたグリコのチョコレートのCMタイアップのヒット曲もあります。テラというスポーツドリンク(懐かしー)のCM曲 “いとしのTERA” もちょっとヒットしました。ハイファイセットの “素直になりたい” も彼の代表作です。
でも一番有名なのは “ウイスキーがお好きでしょ” でしょうか(笑)

前置きが長くなりましたが、昨年デビュー30周年を迎えた氏の久しぶりのソロアルバム “魔法の領域” 。
ここ数年はバンド活動等を地味に(失礼)していたので、そのメンバー、松尾清憲氏や堂島孝平氏も参加の作品ですが、杉真理ファンとしては杉氏の歌が聴きたいのであって、前述の彼らが歌にアレンジにと前面に出てくるのは正直期待を裏切られるものでした。”バンドマン” 杉氏の意図は理解できなくもないですが、ファンとしての正直な気持ちです。
んー、ちょっと複雑。

昨年夏、1980年の”song writer”から1986年の”sabrina”までの6作品リマスターをリリース(購入済)しましたが、引き続き今年3月に1987年から1993年にリリースした6作品のリマスターが出るようです。なんだかんだ言って、多分買ってしまいます(笑)。

Estonian Wind / Tonu Naissoo Trio

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久々の澤野工房ネタ。トヌー・ナイソー・トリオの “Estonian Wind”

アク、クセの少ない、心地いいジャズピアノを聴きたくなったら、近所の山野楽器自由が丘店に行って、澤野工房コーナーの棚から適当にピックアップしています。
久しぶりなのであまり冒険せず、前作の良かったトヌー・ナイソーのエストニアン・ウインド。
一曲目聞いただけで、「買って良かった~」。超カッコイイ。軽快で、透明で、それでいて前作よりパンチが効いてて、これは名盤と断言できます。

ジャケットの内側に写ってる腹の出た白髪のおっさんがトヌー・ナイソーか・・・。この人があの澄んだ演奏をするかと思ったらちょっと意外だったけど、いや、凄い人だ。

Comlete Best / Perfume

Perfume~Complete Best~(DVD付)

ポリリズムにハマってちょっと買ってみたら、更にツボにハマりました(笑)。

ポリリズムでは普通にイマドキな格好良さを感じたが、単なるテクノポップじゃなくて色んな要素が含まれているこのアルバムでは、かつて好きだった Strawberry Switchblade とか PSY・S とか、オッサン的には懐かしさも憶えながら感動している(爆)。

中田ヤスタカ氏の楽曲はもちろん、オリジナリティあるダンスや彼女達自身が放つ独特な魅力が相まって、なんていうかなぁ・・・イイ大人がハマるのがなんか判るわ!!!(爆)
いやー、アイドルと呼ぶには完成度高過ぎます。

この人達は結成して7年以上経つのだそうだが、初期の数年を除き一貫して「テクノポップユニット」で通してきたようで、売れない時期を路線を替えずに良く頑張ってきたなぁ。ポリリズムだけでなく、是非末永く成功して欲しい。

※追記
Youtubeでこの子達の動画をいくつか見ていたら思いだしちゃった!
この子達、どっかで見たあるなぁ・・・と漠然と思ってたんだけど、インディーズでサンストリート亀戸に出てたんだね。
あそこの側に得意先があるので、サンストでステージのアイドルとかお笑いとか暇つぶしに見てたんですよ(笑) 絶対、生で観たことある。聞き覚えのある曲あったから。

ポリリズム / Perfume

ポリリズム

前に深夜のTVでちょろっと見て気になっていたが、昨日の歌番組で初めてフルコーラス聞いた、perfumeのポリリズム。

いや、はまりますた。ヤバイ、カッコいい。
最初TVで見た時はどこがpolyrhythmだよとか思ったけど、後でPVを見たら間奏(?)に一応それらしき難解な仕掛けがあった。声がかぶってるので、一度聞いただけだと単なる機械的なリフレインの一種にしか聞こえないのがちと残念。
それにしても中田ヤスタカ氏、要チェック。

アイドルとかそういうの関係なく、こういう曲が商業ベースで成功するのは、日本の音楽シーンも成熟してきたということかな。
子供の頃から、商業的には決して成功したワケでないような楽曲ばかり好んで聞いていたクセに、「音楽って売れてナンボ」とかひねくれた思考を少なからず持っていた。それは、「邦楽ってコマーシャルベースが露骨に見えるから嫌い、それに引き換え俺様の好きな音楽は・・・」とかいう気持ちの悪いマスターベーションに対する自分なりのアンチテーゼであり、宮廷音楽の時代から音楽の発展は常にコマーシャルベース抜きで語れないだろ、ということからなのだが・・・。
まあ何はともあれこういうのが評価されるのってなんか嬉しい。

杉真理「7/25発売紙ジャケ6タイトル」まとめ買い

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杉真理「7/25発売紙ジャケ6タイトル」まとめ買い

僕の杉マニアぶりについては前に少し書いたが、今日杉サマblogを読んでいたら、懐かしいタイトルのリマスタリングを行っているという記事が。

えーっ!発売しちゃうの!
こないだSongwriterのCD選書を某オークションで落札したばっかだよー。

ということでリンクを辿ってみると、なんとSonyからCBS Sony時代の6タイトルをまとめて発売の由。思わずポチッとしてしまいますた。
全部持ってるのに、好きなアーティストとなるとリマスター版でも大人買い。相変わらずダメな奴だ<自分

102%/The New Mastersounds

102%

Speedometerほどドファンクな感じじゃなくて、個人的にはこちらの方が好み。これまた全編に渡ってベースとドラムがいいリズムを刻みながら、オルガンとギターのファンクならではな格好イイ掛け合いが続く。
イイもんみっけた。

This is Speedometer Vol.2/Speedometer

ディス・イズ・スピードメーターVol.2

Speedometerの2作目。
ボーカル多めでファンクマニアじゃなくても楽しめる作品。バスドラとゴツいベースラインで引っ張ってくビート感がたまらなく格好いい。

This is speedometer/Speedometer

ディス・イズ・スピードメーター

イギリスのジャズファンクバンド。
前述のモルテン・シャンツとかLevel42とかが、プログレとかクロスオーバー的な要素が散りばめられているジャズファンクだとすると、こっちの方がより正統派ファンク調。音味が雑なところもよりファンクらしいというか、いい効果をもたらしている。
兎に角ノリノリで格好よく、他の作品も聞いてみたい。