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ZX-14Rで行く北海道ツーリング prologue

※本記事は8/4更新です。

バイクに乗り始めて27年。
ずっと憧れ続けていたが、未だに実現出来ていないことがあった。
それが・・・

北海道ツーリング

北海道は本州と自動車道が陸続きで無いためフェリーなどを利用するほかなく(バイクを先に送り飛行機で移動という手もあるが費用がかかる)、往復の移動に丸二日を要することなどもあり、実質的に長期休暇を取らなければ実現出来ないという意味でかなりハードルが高かった。

学生時代は自動車競技に夢中になり常に金が無い状態だったし、社会人になってからは会社の休暇が旅行には最悪の盆を挟んだ一斉取得な上、地方勤務で実家に帰省が優先となり、そして結婚して憧れは憧れのまま終わるかに見えた。

しかし人生とはわからないものだ。
その後また独身に戻り、そして今年(本来は去年だが繰越し)勤続年特別休暇というまたとないチャンスが巡ってきた。

いつ行くか? 今でしょう!

既に旬が過ぎた感はあるが、この言葉は正にこの瞬間のためにあるようなものであったのだ。

6月初旬頃、なんとか7月最終週に休暇が取れそうな確信を得て準備を開始。
フェリーの予約もギリギリ、そして納車されたばかりのZX-14Rの慣らし運転もやっと終わらせた。
ツーリング用のシートバッグも新規に購入して、永年の夢を動画に残すためGoProも購入・・・勢いというのは恐ろしいね。

そんな勢いと永年の想いを胸に北海道を駆け抜けた9日間(道内は7日間)の記録をお送りします。

随時更新予定。

[ZX-14R] 江ノ島でプチミーティング

最近お世話になっている同じ14R乗りの方々に、ツーリングではない、コーヒーブレークな会を呼びかけたところ、急な誘いにお二方が賛同していただき、自分も含め3人で集まりました。

お二方ともナイスガイで紳士で、とても有意義な時間を過ごしました。

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最終的に箱根・大観山P(写真)まで一緒に走りましたが、
・渋滞する前に解散
・家族サービスに支障を来さない
がコンセプトの基本ユルい会なので、気の合う方々と近場で定期的に行いたいと思います。

[ZX-14R] USB電源取り出し

GoProとかiPhoneとかの電源をバイクから取るためにパーツを買っておいたのですが、ここのところの猛暑で作業する気が起きず放置。

しかし、27日から北海道に行くので、その前にはなんとかしないとということで重い腰を上げました。

着けるのはコレ。
ニューイング(NEWING) USBステーション・ダブル NSMS-005
ニューイング USBステーション・ダブル NSMS-005

電源は直接バッテリーから取り、ACC電源は適当にポジションライトあたりにラインを噛ませばリレーを介してON-OFFをやってくれる、文系脳にはとても便利な一品。

取付けで一番面倒なのはカウルの脱着。
と言っても外すのは2ヶ所なんだけど、バイクのカウルって立て付け悪いから結構面倒なんだよね。

以下取付手順
最初は右側のメーター横のパネルを外します。
ヘックス4mmが3本。
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パネルはこじって外しますが、パネルのツメが壊れそうでちょっと怖い。

次いでバッテリーにアクセスするためにサイドパネルを外します。ヘックス5mm2本と同4mm1本を外し、上側のツメを折らないように注意しながら後方に引き抜きます。
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ボルトの長さが違うので、取り付ける時に間違わないように注意。

バッテリーカバー(ヘックス5mm/1ヶ所)を外して、バッテリーを押えている下側のステー8mm2ヶ所を外し、ゴムバンドを外してバッテリーを引き出します。
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+端子の赤いカバーをめくって、本製品の+側のコードを端子に共締めしてバッテリーを元に戻します。

-側はアース端子のここに共締め。
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本製品の赤いラインはキーをONにして電源が入るところに噛ませれば、リレーが勝手にスイッチしてくれるので、今回はリレーを仕舞う場所に近いところで右ポジションランプから取ります。
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自分のバイクの場合、+は赤い線です。さっきのアースのところに黃/黒線が接続されているので、黃/黒はアースと判ります。
(一応テスターで確認してください)

ここで、線の取り回し、リレーの固定、カウル取付などする前に、iPhoneを繋いでテスト。
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繋いでいる状態では充電されませんが、イグニッションをONにした瞬間にiPhoneの充電が始まりますので、これでOKのはず。

後は配線の取り回し、リレーの固定、USB取り出し口の固定場所を決めて、固定したらカウルを逆の手順で取り付けて完了。
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製品の配線長さの関係から、リレーは右カウル内に両面テープで固定、ラムエアダクトの下に配線を回してイグニッションキーの下にUSB取り出し口を設置しましたが、配線は当然ハンドルの稼働角分の余裕をもたせる必要があるので、リレーはバッテリー室に設置し、リレー以降の配線を延長してタンク下のフレームに這わせてステム下に持ってきた方が、スッキリするかも知れません。

念のため、バッテリーからのラインにヒューズを追加しておこうかな。

[ZX-14R] マフラー交換

14Rの純正マフラー
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これね。
凄い迫力だよねー。
静かだし、これで200ps叩きだすセッティングになってるから、バランスとしてはベストなんだと思います。

しかし、やっぱりデカいし重いんだよね。
デザイン的にももう少しすっきりさせたいし、重量も両方で14.6kgもあるんです。

慣らし運転終わったら変えようといろいろ検討してました。
14Rも現行型が発売されてから1年半経ってますから、各メーカーからフルエキからスリップオンまでいろいろ出揃って、選択肢としてはかなり豊富です。
ただ、実物を見たり音を聴いたり出来る機会がなかなかないので、本当に迷いました。

最終的に、実車に着いているところを見せていただけたヨシムラジャパンのスリップオンか、TwoBrothersのスリップオンで迷ってたけど、
結局
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LeoVince Slip-On FACTORY R EVOLUTION 2 にしました。
レオビンチは、アクラポビッチと並びヨーロッパを代表するマフラーメーカーです。

前にR1とかFZ-1で着けていたことがあるので何となく音も想像出来るし、SBK(スーパーバイク世界選手権)でカワサキワークスも装着してるということ、そして更にYouTubeで見つけた動画が非常にわかり易かったことが決め手でした。
参考にした動画

また、レオビンチは本国のサイトで詳しい技術情報とかサウンドが聴けるというのも親切ですね。
http://www.leovince.com/en/catalog-kawasaki/terminale_factory_r_omologato_evo_ii_passaggio_standard_kawasaki_zzr_1400_i_e_2012/285221642
※但し、日本の正規代理店はヤル気がないのか現行14R用は取扱いが無いので、海外の通販か、国内で並行輸入しているところで買うしかありません。

マフラー自体はイタリア製にしてはかなりマトモな作りで満足のいくものですが、取付説明書とか取付けに使用する部品のクオリティが、流石のイタリアンクオリティで酷いですw
明らかに着く筈のないサイズの部品が入っていたり(自分のは東南アジア仕様で、レオビンチは欧州仕様を前提にしてるということもあるかもだけど)、取付けてる最中に付属のボルトがナットに届かないことに気がついて、炎天下の中自転車でボルト探しの旅に出ました。
最悪です。

取付け途中で右側だけ装着したところ
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これだけ違います。

見た目もスッキリして悪くないし、純正のマフラー14.6kgから9kg減の5.6kgと、大幅な減量に成功。
268kg中の9kgなので大したことないかと思いきや、押し歩きでも軽さが実感できました。

音量はバッフルを着けていれば重低音が増すものの結構静か。
バッフルを外すと・・・まあそれなりの音はします(笑)
アクセルを開けると、ピックアップが鋭く吹け上がりが軽くなったことが実感できるので、バイクの動き自体も軽くなったように感じます。

[ZX-14R] 吾妻磐梯〜猪苗代

午前中に福島市内で仕事というか、実際は業務なんだけど形式上は業務扱いにならないというか・・・まあいいや。
そんな用事があったので、折角だから吾妻磐梯スカイラインと猪苗代湖畔を走りたいということで、14Rで行ってきました。

郡山に居る学生時代の友人にも久しぶりに会いたかったのですが、生憎スケジュールが合わず日帰りで。
福島日帰りは結構キツかったw

一応動画を撮ってきたので、よろしければ御覧ください。

※注意:冒頭から音楽が流れます。
720p HDモード推奨
(動画右下の歯車マークをクリックして720HDに合わせてお楽しみ下さい)

ひできんさん見てる〜(^^)/
ちょっとご地元とは遠いかな?

[ZX-14R] GIVIエアロダイナミクススクリーン

14Rのノーマルスクリーンはカウルに伏せない状態だと、肩でずっしりと風を受ける上、ヘルメットのシールドに風が直撃するのでちょっと山の中を走ると虫の死骸だらけになり視界が悪くなる程です。

伏せた状態で200km/h Overで走行するには最適な設計になっているとは思いますが、そもそもそんなスピードで走らないし、高速に乗っている間中伏せているのも現実的ではないので、防風効果の高いツーリング向けのスクリーンに交換することにしました。

選ぶ際の拘りは、
・防風効果が高いこと
・GoProの撮影に支障が出ないようにクリアかライトスモーク

ということで、買ったはGIVIエアロダイナミクススクリーン。
左がGIVIで右がノーマルです。
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同じく高さ比較。
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取付けはノーマルのボルト6本と、スクリーン後ろ側のゴム付きナット4つを流用します。
作業時間は10分もかかりません。
ボルトの締め過ぎに注意。

車体に取付た際の比較です。
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後端部がかなり反り上がっています。

スクリーンの面積がデカくなり間延びした雰囲気になったような気がして、切文字ステッカーをちょっと貼りました。
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スクリーンのボルトは黒に替えたいな。

700km程度走ってのレビュー:
・流石にカッコ良くはない(^^;
やっぱり14Rには低くてスモークとかミラーシールドの方が似合うね。
・防風効果は絶大。肩に当たっていた風も解消。ヘルメットに付く虫の死骸も大幅に減った。
・防風効果は上がった筈なのに、風の音が大きくなった。
スクリーン直後で風が大きく渦巻いているのかも知れない。

結論:
・もしかしたら近々また変えるかもw

Ninja ZX-14R ABS SE ファーストインプレッション

慣らしが終わったので取り敢えずの簡単インプレ。

2013.8.27:2ヶ月・6,000km時のインプレはこちら

・エンジン
慣らしは800kmまで4,000rpmまで、1,600kmまで6,000rpmの制限があり、ここまではLパワーモード固定で走った。
Lモード4,000rpm上限でも普通に走る分には充分。
Lモード6,000rpm上限でも、ヤル気満々のポルシェとかに煽られさえしなければ常に交通の流れをリード出来る。
そして慣らしが終わりFモードに設定変更。回転数の縛りも解く・・・もはや正気の沙汰ではないw

一方で、フルパワーモードで最高出力147.2kw(200ps)、ラムエア時154.5kw(210ps)、圧縮比12.3:1、とスペックだけ見れば超過激だが、街中でも低回転から強烈なトルクを発揮しとても乗り易い。
街中では4速、高速では6速でほぼオートマ状態で粘る粘る。

・トランスミッション・駆動系
慣らしが終わってなんとなく渋さが取れてきた感じ。
停止時にNから1速に入れると「ガコンッ」と派手な音がするのはカワサキ特有のようだ。
手が小さいのでクラッチのリーチ調整ダイヤルを4にしているが、やはり切れが悪くなるようで、たまにきちんと入らなくて焦る。
もう少しクラッチが軽いと楽なんだけど、大パワー車なのである程度は仕方ないだろう。

駆動系は割りと騒音が多い気がするが概ねスムース。
スリッパリークラッチが装備されているので、ラフな回転合わせでもギクシャクしないしスペックからは想像出来ない程フレンドリーなバイクだ。
発進時に雑にアクセルを開けるとトラクションコントロールが効いている表示がメーターパネルに出て、もっさりとした動きになる。
コーナーなどでトラコンを効かせる勇気はない。

・シャシ・サスペンション
バイクは完全に我流・下手くそなので、サスペンションの動きを評価できるレベルに無いが、
SSとは違い非常に乗り心地がよくしなやかだ。
車格の割に足つきは良いと思う(170cmもあれば充分だろう)が、自分の身長(162cm)では片足爪先しか着かず不安なのでローダウンリンクで25mm車高を落としている。
これでも両足爪先が着くか着かないかの状態だが、重心が低いため怖さは消えた。
ただ車重は268kgと超重量級なので、一旦傾いたら間違いなく踏ん張れないだろう。

ローダウンしているのでコーナリングのシャープさはスポイルされていると思うが、切り返しなども思ったほど重くなく、リズムは掴みやすい。
純正のショックがヘタったらリンクは元に戻して、社外のローダウンサスペンションに変更したいと思う。多分その方が本来の動きに近くなるかな。

シャシーについては、300km/hオーバーのポテンシャルがあるバイクなので、車体の剛性はそれはもうハンパない。
バイクは安定しきっているが、自分のビビリミッターの方が先に働いてしまう。

・ブレーキ
ABS付きだが、まだ効かせたことはない。
フロントは強烈に効くが、リアは怖いくらいに効かない印象。
BMWのインテグレーテッドブレーキに慣れているからか。

・快適性
名古屋往復した印象だけど、正直言ってGSより圧倒的に疲労が少ない。
GSはほぼ直立した楽な姿勢で乗れるから14Rに変更してちょっとしんどくなるかな?との懸念があったが、全くの杞憂だった。
理由としては、高速域での振動の少なさが大きいと思うが、もう一つ「乗っている時間が少なくて済む」というも大きい(笑)

一方でネガな部分としては、スクリーンが低すぎて、ヘルメットのシールドに見え難くなる程の大量の虫の死骸が着くこと。
ジャケットの肩口も虫の死骸で汚れるし、ちょっと姿勢を立てると首に当たってめちゃくちゃ痛い。

後は高圧縮比、高出力エンジンならではの熱。
走っている時は上手く後ろに排熱されるように設計されているらしいが、信号待ちなどは地獄である。

積載性が皆無なのは承知であったが、意外とシートバッグの固定などはしやすいので、これは気にならなくなった。

取り敢えず初回はこんなところ。
また気がついたことがあれば追記するかも知れません。

ZX-14R 慣らし終了

本日名古屋に出向いた帰りに、取説に書いてある1,600kmの慣らし運転を終えました。

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フルパワーモードに設定変更して封印解除。

スゲー。スゴすぎる・・・。
正気の沙汰ではありません。

アクセルのツキが良くなって、車重が2/3くらいになったようなリニアな動き。
以前YZF-R1に乗ってた時、全開加速で離陸しちゃうんじゃないかと思ったけど、これは車体の剛性感がハンパなくて地面に張り付いてどこまでも車速が乗って行く感じ。

こんなの公道で全開できるワケないわ。
免許がいくつあってもとかそう言うレベルじゃない。
自分が正気を保ってないと確実に死ぬレベル。

能ある鷹は爪隠す。
世界最速バイクに乗るには理性が必要です。

14R 1,000km点検

昨日かなり無理矢理だけど1,000kmに達したので、1,000km点検を受けてきた。

多分国産車のバイクディーラーなんて、対して点検らしきこともしてないだろうとハナから信用していないので、メインはオイルとオイルフィルター交換。

あと600kmで慣らしも終わるので、明日所用のある長野まで乗って行くかも。

今週末には名古屋と、ちょっと悩んでるけど名古屋ついでに(全然ついでじゃないかw)もしかしたら神戸まで遠征の予定だし、7月末には北の大地に初上陸するので、2ヵ月で5,000kmくらいいっちゃうんじゃないか?(笑)

まあ、こんなに時間が取れるのも今年限りかも知れないから、今のうちに楽しんどくか。

14R慣らし運転(3)

昼間用があったので夜に走ってきた。

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これで1,000km点検が受けられる。

本日の走行距離:140km
総走行距離:1,000km