自転車のタイヤは高すぎる。スーパーカブのタイヤ2セットは買えるぞ・・・yocchiです、こんばんは。
さて2月にSCHWALBE ULTREMO Rを装着して4カ月、ローラーは別のホイールでやるので実走2,500km程度走行しました。
まだまだ寿命では無いのですが、日曜の美ヶ原の下山時、前が詰まっていてブレーキを強めに掛けたら後ろのタイヤがロックしてフラットスポットが出来てしまったので、交換することにしました。
というワケなので、役目を終えたULTREMO Rのインプレを少々。
前に履いていた Continental Grand-Prix 4000S はレースやロングライドに限定して使っていましたが、ULTREMO Rはローラーを除く練習、レースにほぼ履きっぱなし、という使用状況。高性能タイヤは4000Sとコレしか使ったことがないので、必然的に4000Sとの比較となります。
良い点:
・漕ぎ出しが軽い。
・強烈なグリップ(感)
・タイヤレバーが不要(手で交換できる)
悪い点:
・サイドが薄くパンクに対する不安がある。
・乗り心地が悪い。
・減りが早い。
総合的には、非常に良いタイヤだと思います。
軽いのは勿論、グリップ感を強烈に感じるところは期待以上でした。プロファイルが丸いこととコンパウンドが非常に柔らかいことにより、寝かし込んでも地面をガッチリ掴んでいるのを感じることが出来る程です。
逆にそのコンパウンドの柔らかさがアダとなって、減りの早さは尋常ではありません。しかも初夏で路面温度が高かったとは云え、自転車のような軽量な車両のタイヤで、ロックにより一発でフラットスポットが出来るとは思ってもいなかったのでちょっとびっくりしました。
あと悪い点として書いたサイドの薄さによるパンクの不安についてですが、こちらは実際にはパンクはありませんでした。
乗り心地については、タイヤのしなやかさとは裏腹に、路面の悪いところで結構跳ねる感覚があって、4000Sより0.3~0.5barくらい低い圧(7.5~7.7)で乗っていました。
なお、一部の個体で繊維の断裂による膨れが発生するモノがあるようですが、僕の使っていた個体ついてはその点は全く問題ありません。
安いタイヤではなく持ちもあまりよくありませんが、競技用として見れば軽量でグリップレベルが高く、ヒルクライムは勿論ロードレースでも使える素晴らしいタイヤだと思います。
ちなみに、ちょっと判り難いですがロックで出来たフラットスポット。
消しゴムのようにまっ平らに擦れてザラザラになってます。
※2010年7月12日追記
ここ3ヶ月くらい、以前フロントに履いていて山がほとんど残った状態のUltremo Rをパワータップに装着して固定ローラーと週1のチーム練に使用しています。
ローラーではContinental GP4000Sとか、Michelin Lithionでは発生しなかったゴムのカス(粉状)が発生すると同時に、みるみる減っていきました。
かなりコンパウンドが柔らかいタイヤという最初の印象は間違いないようです。
一方で、チーム練のようなハイペースの練習でもグリップが弱くなって行くような印象は全くなく、グリップ力という意味では間違いなくいいタイヤであると言っていいと思います。
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さて、次のタイヤはコレ。
BRIDGESTONE EXTENZA RR1。信頼のMade in Taiwan。公称205gですが実測210~211gです。
アホみたいに高いですが、7~8月もレースが連続しているのでちょっと奮発。もう一度ULTREMO Rにしようかと思ったくらいULTREMO Rは気に入っていたタイヤでしたが、違うのも使ってみたいという理由でコレにしました。次はMICHELIN PRO 3 RACEかな・・・なんか選ぶ順番が違うような気がするwww
触った感じはベトベトしていていかにもグリップしそうですが、どうでしょうか。
ちなみにこのタイヤも手ではめられます。