Level42 / Level42

Level 42

昨日の予告通り書いちゃいました、音楽ネタ。
最愛のJazz Funkバンド、Level42の1stアルバム “Level42″(1981年) です。

Level42 は1979年、Mark King(Bass、Vocal)、Mike Lindup(Keyboard、Vocal)、Boon Gould(Guitar)、Phil Gould(Drums)の4人編成で結成されたイギリスのJazz Funkユニットで、リーダーのマーク・キングが超高速スラップ奏法でベースを弾きながら歌い、しかも初期の頃は半数以上の作品がベースを前面に押し出した曲というド変態ぶりが特徴でした。
ベーシストの間でマーク・キングはマシンガンのような超絶スラップ奏者で有名ですが、彼がLevel42のメインボーカルだということを知る人はあまりいません。
勿論マーク・キングの超絶技巧だけでなく、他のメンバーも凄いし楽曲自体のクオリティも高レベルなのですが・・・。
最初の数年はド変態でしたが、4作目くらいからLarry DunnとVerdine White(元EW&F)をプロデューサーに迎えて一気に商業的路線に転向し、一応 Something About you とか Lessons in love なんかのヒット曲も出しました。当時ベストヒットUSAなんかでランクインしたので、知っている方もいるかと思います。

ただ、自分の中ではこのアルバムと、2ndの “The early tapes”、3作目の “The Pursuit of Accidents” までが本当にLevel42らしい作品(勿論その後もいい楽曲はあるのですが)だと思うんですよね。その後メンバーも入れ替わったりしてボロボロになっていってるし・・・。

ちなみにこのアルバムには普通の人は勿論、ベース弾きの間でもあまり有名な曲が入ってませんが、個人的にLevel42の最高傑作の一つと勝手に思ってる2曲目の “43″ が最高に格好イイです。
賛否あるかと思いますが、Level42を知らない方にはまずこのアルバムをオススメしたい。この変態ぶりについて来られない正常な方はLevel42自体がムリです(爆)。

ところで、そもそも僕のLevel42との出会いは中学生(1982、3年)頃。
こう見えて(って見せてませんが)3歳からピアノを習っており、小学校5年か6年の頃にピアノの先生(音大生のオネーサン)の家で聴いたシャカタクとかカシオペアとかスクエアなんかに衝撃を受けて以来すっかりフュージョンバカですが、私立小から地元の公立中学校に進んで友達が皆無だった時、「どんな音楽が好き?」と話しかけたヤツ=U君(仮名)がこれまた、たまたまフュージョンバカ。「ウチに遊びにおいでよ」と誘ってくれたU君の家には防音の音楽室があり、真ん中にはスタンウェイのグランドピアノ、青い光を怪しげに放つマッキントッシュにJBLのスタジオ用スピーカー群、と見たことも無い世界が広がってました。
そこではじめて掛けてくれたレコードがLevel42というワケです。もう衝撃でしたね。こんなフュージョン、いや音があるのかと・・・。当時カシオペアもスゲーと思ったけど次元が違う。
しかもU君がおもむろにベースを取り出してこの難解なスラップ(当時はチョッパー(wって言ってた)を解説付きで弾いてくれてまたさらに衝撃(爆) 
今思うと、Level42耳コピで弾きこなす中学生ってのもアリエナイくらいスゲーわけですが、彼の場合スタンウェイで幻想即興曲とかサラっと弾いてくれちゃったりするので、もう何がなんだか(www 今何してんのかな・・・遠い目。
遠い目ついでに、1984年だったと思いますが、よみうりランドイーストでカシオペアとのジョイントライブで来日した時と、1987年くらいに単独での中野サンプラザライブに行きました。いやー凄かったなぁ・・・。

なんて話が思いっきり脱線してしまいましたが、彼の影響で音楽の感性が思いっきり方向付けられちゃったワケです。ちなみにコレを聴いてベースをやろうと思わなかったのは、U君が弾くのを見て到底敵わないと思ったからです^^;

まあ、変態変態いってますが、どんくらい変態か気になる方は是非。

※書いた後で気づきましたが、コレだけ語れるのはLevel42くらいで、他はこんな知りません。今後のLevel42以外のネタはあんまり期待しないでね^^;

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