フジ55の運営について

昨日のフジ55では、落車し亡くなられた方がいらっしゃいました。
心よりお悔やみ申し上げます。

さて。
こういう悲しい事故が起きると、運営に批判が集まるのは仕方のないところではありますが、死亡までいかなくても重症に至るような怪我はどんなレースでも起きる可能性がゼロとは言い切れません。
それくらい危険なスポーツだということは、主催者は勿論、出場する側も認識すべきことではないでしょうか。

今回は残念なことにその最悪の事態が起きてしまったので、主催者がもし次の開催を考えているのであれば、この事故を教訓に安全対策を強化していただきたいと思います。

今回の運営は最初からグダグダでした。
代表的なものを挙げると、
・入場の誘導に一貫性が無く、早くから並んでいた人が駐車場になかなか入れず、後から来た人がどんどん割り込み入場が混乱したこと。
   ・・・その結果、スタート時間を1時間遅らせたものの、試走出来ない出場者が多数いたこと。

・必要とは思えない(実際全く使われていなかった)メーカーブースとして、ピットの多くを占有させていたこと。
   ・・・参加者があぶれ、雨の中多くの参加者が外で待機しなければならなかった。

・右側追い抜きを設定しておきながら、フィニッシュラインが左側に設定されていたこと。
   ・・・ゴールして1周流さなければピットに戻れない。また、ピットの出入りと速い集団が錯綜する。
など、他にもリザルトが出なかったり、誰だかわかんない人の紹介やら挨拶が無駄に長くてスタート時のモチベーションがダダ下がりになったりとか、まあいろいろと文句はあるのですが・・・。

そういうネガな部分を潰していくことで、結果的に参加者の精神的な余裕が出て、安全性の向上に繋がるということはあるんじゃないでしょうか。

死亡事故が無ければ、もっと突っ込みたいところは山ほどあったのですが、批判ばかり先行して他のイベントまで連鎖的に無くなっていくというのが一番避けたい事態ですので、参加者も危険なスポーツであると再認識する機会であるとともに、あらためて、主催者には想定されるネガを次回のイベントに活かして頂けるよう、切に願うところです。

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