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[ZX-14R] 北海道ツーリング 番外編「装備について」

ツーリング記録更新はちょっと時間が掛かりそうなので、先に(ツーリング記録は8/4以降随時日付を遡って更新します)番外編「装備」について書きたいと思います。。

一応、ツーリング記を読んで参考にしていただく奇特な方もいること想定しているので、初めての北海道ツーリングで感じた装備のレビューや反省点など。

今回のツーリングのために購入した
TANAX モトフィズ(MOTOFIZZ) フィールドシートバッグ (ブラック) MFK-101
TANAX MOTOFIZZ フィールドシートバッグ(MFK-101)

こいつに
・レインウェア
・寝袋
・テント下に敷くグランドシート
・寝袋の下に敷くパッド(空気充填式)
・キャンプテーブル
・椅子
・飯盒(飯盒内にカップとカトラリー)
・キャンプストーブ
・電池式ランタン
・工具
・圧縮パックに収納した着替え(下着&靴下4日分、Tシャツx4)
・バスタオル1枚&フェイスタオル2枚
・防寒用ライトシェルジャケット
・サンダル
・短パン
・シャンプー&ボディソープ
・歯磨きセット
・チェーンロック
を収納してまだ少し余裕がある。
そして、フィールドバッグの蓋の外側に付属するベルトにテント本体をバックルで留める。
左右のポケットには小物を収納出来、ペットボトルを入れるホルダーも付いているし、蓋の上にはゴムバンドが付いていて、後述するがノートPC等を入れた防水バッグを固定できる。
更にはそこかしこに付いた丸カンにツーリングネットなどを掛けられるので、収納力はハンパない。
このバッグはツーリングを良く理解している人によって開発された秀逸な商品と言っていい。
14Rのようなリアカウルが左右に張り出したバイクでは固定に使うベルトでカウルに傷がつきやすいことという以外は全くと言っていい程欠点が見当たらない。

さて、今回のツーリングでは動画も撮影したいと思っているので、
OverBoard(オーバーボード) ドライフラットバッグ 15L ブラックOverBoard ドライフラットバッグ 15L
こいつにMacbook Pro(13inch)と外付けHDD、カメラ、GoProの予備バッテリーなど濡れては困る電子機器を収納し、前述のフィールドシートバッグの上部ゴムバンドに括りつける。
これだけでも先ず落下の危険は無いが、念のためドライフラットバッグに付属しているカラビナをシートバッグの丸カンなりベルトなりに掛けておけば安心である。
モトフィズのシートバッグには防水カバーが着いているが完全防水では無いので、パニア・トップケースで無いのであれば、電子機器を持参する場合はドライバッグは絶対に必要。

出発前に写真を撮るのを忘れたので北海道上陸後のものではあるが、全装備を固定した画像はコレ。
判りにくいが、シートバッグの蓋に括りつけたテント本体(ホクレンフラッグと一緒にバンドで固定あるグレーの筒状のもの)の向こうに、同じくシートバッグの蓋に付属のゴムコードでドライバッグも固定してある。
この状態で装備重量(バッグも含む)は約30kg弱である。
zx14r059

バッグ前部のベルトはシート下の荷掛けフックへ。
後部ベルトはクラブバー横のフックを利用し一度近い方のフックに掛けて逆側のフックにベルトの穴を掛けてを固定。(写真参照)
zx14r060

これで常識の範囲内のスピードで走行する限り、地面の段差などでも荷物が暴れたりすることも無し。
急ブレーキなどで固定ベルトが若干緩むことはあるが外れることは無く、もう一度締め直せば問題ない。

また、持参した主な装備のレビューや反省点など。参考にしてみて下さい。
・レインウェア
RS TAICHI [ アールエスタイチ ] ドライマスター レインスーツ [ RSR037 ] レッド [ メンズL ]
RS TAICHI ドライマスター レインスーツ

言うまでも無いが、雨具は必須アイテム。
経験上ゴアテックスの高い雨具でも使用頻度が高いと2年ともたないので、ドライマスターなどの雨具をダメになったら替える方が経済的だ。ドライマスターでも使う頻度によるが防水性能は2年近くはもつ。

・テント
いつ買ったか忘れた古いものだがEureka!(ヨーレイカ)の2人用を持参。携帯性で言えば一人用が良いが、宿泊時に荷物やヘルメット、ブーツ、ジャケットなど全てをテント内に収めるには余裕があった方が良い。

・寝袋(シュラフ)
モンベル(mont-bell) スーパースパイラルバロウバッグ♯3 バルサム R/ZIP BASM [最低使用温度-10度] 1121219
モンベル スーパースパイラルバロウバッグ♯3

自分のは多分2〜3代前のものだと思うが、少なくとも北海道の夏場でもモンベルの気温表示で#3(快適睡眠温度0℃〜)は持っていった方が良いと思う。湿気が多い所も多いので、携帯性には若干劣るがダウンより化繊の方が安心。
今回も悪天候続きで、コレが無ければ寒くて眠れなかった。

・グランドシート
モンベル(mont-bell) ステラリッジテント 3型用 グラウンドシート ブルーブラック  1122427
モンベル ステラリッジテント 3型用 グラウンドシート

天気が急変する可能性や、湿度の高いところでテントを張ることを考えると必須。工事用のブルーシートでもいいが専用品の方がかさばらずに収納出来る。リンク先のはモンベルのテント用だが寸法さえ大体合っていればそれなりに使える。

・敷パッド
モンベル(mont-bell) U.L.コンフォートシステム パッド150 オレンジブリック OGBR 1124405
モンベル U.L.コンフォートシステム パッド150

空気で膨らませるタイプで銀マットよりは確実に快適に眠れる。バルブを開けるだけである程度は空気が勝手に入るが快適に眠るためには口で吹いて空気を充填する必要あり。
収納はまあコンパクトだが荷物にはなる。これが無ければテントをシートバッグ内に収納することも出来たが、快適性重視で持参した。

・キャンプテーブル
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミロールテーブルコンパクト 【Amazon.co.jp限定】 UC-505 [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミロールテーブルコンパクト

今回のツーリングのために購入。バイクツーリングにはコレ的なお約束商品のようだ。実際、コンパクトに収納出来るし、キャンプストーブや食器などを載せるのに充分。

・椅子
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CS コンパクトチェアミニ グリーン M-3875
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CS コンパクトチェアミニ グリーン M-3875

今回のツーリングのために購入。本当は他に欲しい椅子があったが売り切れで仕方なくこれにした。収納はコンパクトだが、座るという機能を最低限果たすだけのシロモノで、正直これでは全く寛げず。駄目だコレは。

・飯盒
別に飯盒じゃ無くても良くお洒落でコンパクトなクッカーなどがあればそれでも良いのだが、自分は使い慣れているからという理由で持っていった。
中にカップやカトラリーなどを収納できるので収納スペースの節約にもなる。今回のように忙しないツーリングでは飯盒で飯を炊く機会は無く、蓋をフライパン代わりに、中蓋は皿代わりに、飯盒本体はお湯を沸かしたり、鍋代わりに袋ラーメンを作るなどに利用でき汎用性が高い。

・キャンプストーブ
PRIMUS(プリムス) ウルトラ・スパイダーストーブ  P154S 【日本正規品】
PRIMUS(プリムス) ウルトラ・スパイダーストーブ P154S

自分のはもう20年近く使っているのでもう同じ商品は買えないが、イワタニの類似品という意味ではリンク先のものが近いかな。ガスカートリッジをホースで接続するので重心が低く安定しているのが良い。
今回のように一箇所でじっくりキャンプを張るツーリングでない場合は、火力などより携帯性を重視すべきである(リンク先の現行品は火力でも相当能力が高いと思うが)。またガスカートリッジもどこでも手に入るようなものが良い。

・ランタン
GENTOS(ジェントス) エクスプローラー 【明るさ150ルーメン/実用点灯20時間】 EX-757MS
GENTOS(ジェントス) エクスプローラー 【明るさ150ルーメン/実用点灯20時間】 EX-757MS

6年前くらいにキャンプツーリングのために購入。雰囲気は出ないが、ガスカートリッジなどを複数用意する必要が無いのでガスランタンより電池式が良い。

・圧縮パック
gowell(ゴーウェル) ジョイパック イエロー L 314
gowell(ゴーウェル) ジョイパック

衣類をコンパクトに収納するために出来れば欲しい。持参したものと洗濯物用の2枚あると良い。

・着替え用衣類
今回は全行程9日間の内、フェリーに2泊、キャンプ3泊、民宿・ホテルに2泊の予定(実際はキャンプ2泊、宿3泊になったが)だったので、途中でコインランドリーで洗濯することを前提に4日分の着替えしか持って行かなかったが、全泊キャンプなどの場合は如何にコインランドリーを利用する日を作るかが荷物をコンパクトにするかを左右する。
コインランドリーは小さな町にはあるかどうかも判らないし、洗濯〜乾燥まで量によっては2時間くらいかかる場合もあるので、天候によって不意に行程を変更する場合などを考慮し持参する量を考えたい。

・防寒用ウェア
北海道は夏でも夜は寒い。道東などでは夜15℃以下になることもある。ジャージかコンパクトに畳めるウインドブレーカーのようなものがあると良い。
また、フェリー内は冷房がガンガン効いているのでここでも役に立った。

・サンダル&短パン
ツーリング中はTシャツや下着は当然替えるものの下はブーツにジーンズ1本履きっぱなしだが、フェリー利用の場合やホテル泊などで夜居酒屋などに飲みに出る場合がある時には、楽なので是非とも持参したい。
虫が多いのでキャンプ場などではあまり履かないが自分はフェリーでは重宝した。

・虫よけスプレー、虫さされ薬
蚊は少ないような気がするが、アブやブヨ、また良くわからない小さなコバエのような虫がハンパなく集ってくるので必須である。
内陸部に入ると蜂も凄いが虫除けスプレーは効かないようだ。

バイクロック
一応持っていったが、今回ツーリングで回ったところでは必要性はあまり感じなかった。
普段使っているチェーンロックを持っていったがかなり嵩張ったため、ディスクロックなどでも充分かもしれない。但し自己責任で。

パンク修理キット
デイトナ(Daytona) パンク修理キット(チューブレスタイプ) 74243
デイトナ(Daytona) パンク修理キット(チューブレスタイプ) 74243

特にZX-14Rのような重量級のバイクの場合、万一パンクした場合はただの鉄の塊と化して動かせなくなるため、保険のために購入した。
この修理キットは14Rのシート下にぴったり収まるスペースがあるので便利。


また、今回持参しなかったけど持っていけば良かったと思うものとしては、
・水着
混浴露天風呂などに入る場合。自分は見られても全く問題ないが、逆に見る側が不快に思う可能性もあるので(笑)

・おしぼりウエッティ
何度も言うが、北海道は虫がハンパない。小さな虫だけでなく、デカいのやら固いのやらがガンガン当たるので、ヘルメットのシールドやバイクのスクリーンに死骸が付着し視界が悪くなるほどだ。拭いても拭いても直ぐに虫だらけになり雑巾などでは洗う手間が面倒なので、是非とも持参したい。自分は現地のセイコマで購入した。

一応こんな感じかな。
帰ってきたばかりの更新でちょっと忘れていることもあるかも知れないので、思い出したことがあれば追記したいと思います。

ZX-14Rで行く北海道ツーリング day9 新潟港〜自宅

※8/6更新

出港から20時間、ようやく新潟港に到着。
皆それぞれの地元に帰っていく。
フェリーで知り合った方々ともここでお別れである。

フェリーで一緒だったFJ1200の方と関越のSAで話をしながらのんびりと帰る。
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新潟から350km、5時間弱くらいかけて自宅へ戻ってきた。

自宅到着時のODOメーターは5,888km。
先週自宅を出てからこの9日間で3,200km走ったことになる。

リアタイヤはセンターだけ減って台形になってしまった。
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まだ納車2ヶ月だというのに、リアタイヤはもうダメかもしれない。
それと、驚いたのはフロントタイヤもセンターが平らになっていたことだ。

そして
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シートバッグの固定ベルトで傷だらけになったカウル。
コンパウンドで磨いたらだいぶ傷は消えたが、まあこれもツーリングの勲章ということで気にしないようにしておこう。

直ぐに荷物を降ろし、テントを干して、洗濯物を洗濯機に放り込んでから、ドロドロになった14Rを洗車。
フロントは虫の死骸、下回りと足回りは泥はねで酷い汚れよう。
そしてチェーンも多少錆が出ていた。
ラジエーターにも虫の死骸がかなり張り付いていたので入念に洗い、チェーンも綺麗に洗って注油。

14R、ご苦労様。
本当に頼もしかったよ。
そしていつの日か、また一緒に行こう!

おしまい。

ZX-14Rで行く北海道ツーリング day8 小樽港からフェリー

※8/7更新。

いよいよ北海道から離れる日。本当にあっという間だった。

宿を出発し、フェリーターミナルへ向かう。

もう20台近くが待っていた。
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行きの船で同じだった方もチラホラ。

自分の前に並んでいた松本ナンバーのZZR1400の方とお話。
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やはりこの方も天気には悩まされたようだ。

程なくフェリーに乗船。
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そして帰りは
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ツーリストSだ。
個室では無いが2段ベッドに比べればはるかに快適である。
何より荷物を人に気兼ねすること無く置けるのが嬉しい。
これで電源さえあれば言うことないんだけど。

いよいよ出港。さよなら小樽!
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嗚呼・・・夢だった北海道ツーリングが終わってしまった。

全道を一周するにはかなり無理な日程だったが、この先またいつ北海道に来られるかも判らないので、ついいろいろと詰め込んでしまったプランだった。
それに天気が悪かったのも残念ではあった。

それでも、スケールの大きな自然を全身で感じることが出来、そしてほぼ一周出来たという達成感は何にも代えがたい素晴らしい経験となった。

また帰ってくることが出来ることを信じて。

ありがとう、北海道。

走行距離:20km
道内移動距離:2,510km

ZX-14Rで行く北海道ツーリング day7 襟裳岬〜小樽

※8/6更新。

6:00起床、7:00出発。
実質今日が道内を廻る最終日になるな〜。あっという間だった。
ずっと天気が悪かったから、14Rも猛烈に汚れた。
hok85
多分今、日本一汚い14Rだろうw

襟裳岬を後にして直ぐにキタキツネを発見し、Uターンしたが既に居なくなっていた。
残念。
気を取り直して毎度のセイコマで朝飯・・・オイ。

今日は小樽まで。
苫小牧まで太平洋岸の道を延々と走る。
今までずっと天候に恵まれなかったが、皮肉なことに北海道最終日の今日は素晴らしい天気だ。
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北海道上陸後はずっとチャリダーにも追い抜きざまにサムアップしてきた。
その度に皆手を挙げて応えてくれる。
こんなにいい天気だったら、もし次に来る機会があれば自転車で周るのもいいかもな。

沿岸の道はどこも景色が単調で飽きてくる。
襟裳から西の沿岸は牧場の牛が馬に変わるくらいで特に変わり映えがしないので、途中で北上し初日は通過しただけだった夕張にもう一度行ってみようかとも思ったが、羊蹄山も見ておきたかったのでそのまま西へ向かうことにした。

苫小牧に入り、えらく久しぶりに見たような気がする俗っぽい工業地帯の景色になんとなくほっとしたりもしつつ、でもこのスケールの違う大自然とも明日でお別れという寂しさも入り混じり、なんだか複雑な気持ちだ。

苫小牧を抜けて支笏湖へ。
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札幌や苫小牧あたりから比較的近いからか、遊覧船やスワンボートなんかも浮かんでいて東京で言えば山中湖とかそんな感じか。

北海道に上陸してからもういくつ目だろうか
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今日は暑いからか特別美味い。

天気がいいと写真の発色も良くていいな。
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こんな天気で美瑛とか、オロロンラインとかで写真を残せたら綺麗だったろう。

支笏湖を後にし、喜茂別を通る。
そろそろガソリンが心許なくなってきたのでホクレンに入るが、ここのスタンドはフラッグを扱っていないとのことで10Lだけ給油。
あと黄色1本なんだけど。

そして喜茂別はきのこが有名らしく、自分も
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きのこ汁と舞茸の天むすを補給。
これがまた美味かった。

そしてここからほど近い
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羊蹄山。
蝦夷富士と呼ばれるあって姿が綺麗です。

ここから積丹に向かうか迷いつつ、距離感が掴めず時間が読めないのでそのまま小樽へ向かうことに。
R393で北上し、毛無峠を越えて小樽へ。
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毛無山展望所から小樽市街を望む。

小樽に降りてきた。
お約束の
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運河沿いの倉庫。

そして時間が無いのでこの辺にある観光客向けの海産物屋「うろこ番屋」で
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ウニイクラ丼。
いっちょまえの値段を取るくせに「まあこんなもんか」という程度のもの。
店員の接客もなってねぇし。

そして、最後にやり残したこと。
まだホクレンの黄色フラッグをゲットしてない!

小樽市内に来ればホクレンのSSくらい普通に有るだろうと高をくくっていたが、ここからだと札幌市内か、余市まで行かないとフラッグを取り扱ってるスタンドが無いようだ。
めんどくせえ。
でもここまで来たら意地でもゲットしてやる。

ということで余市まで。
片道20kmくらいだが、クソ遠かった。
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まさか最後の最後でこんなに苦労するとは。
でもまあコンプリート出来て良かった。

小樽に戻り宿へ。
今回のツーリングではノートPCとかに充電したり、コインランドリーで洗濯したり、そういう諸々をこなすために一日おきに宿を予約しておいたが、疲れを溜めないという意味でも正解だった。
そして今日の宿は朝里川温泉の湯に入れると同時にダブルベッドを独りで使えて、最後の最後で贅沢な寝床だ。
ゆっくりと疲れを取ることにしよう。

本日のルート
走行距離:450km

ZX-14Rで行く北海道ツーリング day6 川湯〜襟裳岬

※8/6更新。

6:00起床、7:00出発。
昨日は宿に直行したので気が付かなかったが、近くに温泉の流れる川、そしてその川岸に整備された足湯などもあった。
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さて、今日は摩周湖近辺を回ってから一気に襟裳岬まで行く予定。
最初は神の子池。
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ここに行くには道道から1kmくらいダートを走らなければならないので悩んだが、意を決して入っていった。
ホント〜に綺麗な青で、頑張って行って良かったw
と言っても、
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こんな感じの締まったダートだからまだ走りやすかったけどね。

そしてすぐ近くの
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裏摩周展望台。
予想はしていたが、
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摩周湖はおろか10m先も見えない。
表側に回り第一展望台に行ってみたが、駐車場に入る前に同じ状況なのが判ったので止めた。第一展望台は駐車料金取られるしね。

摩周の町まで降りてきて給油。
そしてツーリングマップルに載っていた「摩周湖のあいす」で特濃ミルクアイス。
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ソフトクリームにすれば良かったw

摩周湖はこれ以上居ても見られなそうなので、今度は阿寒湖へ。
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アイヌコタンで、アクセサリーなどの民芸品物色。
最近は木彫りの熊とかだけじゃなくて、結構オサレなブレスレットとかペンダントとかあるのね。

そしてオンネトーへ移動。
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オンネトーの周回路には湖面近くまで下りられるところが何箇所か有り、場所や見る角度、陽の当たり方などによって青だったり緑だったり表情が変わって綺麗だった。

このあと、オンネトー茶屋付近のダートで危うく初ガシャーニングしそうになったがなんとか持ちこたえた。危なかったぜ。

この辺りはもしかしたらまだ見どころが沢山あるのかも知れない、とも思ったが、取り敢えず夕方には襟裳岬に着きたいので、ここから南下を開始。
R241を足寄に向かう。

R241は「もろこし街道」という看板がそこかしこに出ていて、途中「ゆでとうきび」ののぼりを見てちょっと停まってみる。
農家のご夫婦が直売しているようで、これは期待できるぞ。
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これでも収穫が早くてまだ小さいらしいが、物凄く甘くて美味しかった。
ちなみに生で食べても甘いらしい。

ここ「川上農場」さん(足寄町中足寄)で実家への土産を買うことにする。
とうもろこし10本とじゃかいも、かぼちゃの3種類を詰め合わせて貰って宅急便で送って貰うことに。8/7にまた収穫があるのでその採れたてを送ってくれるようだ。
非常に楽しみ。

そして、足寄市街の道の駅「あしょろ銀河ホール21」に到着。
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着くなり松山千春の歌が大音量で延々流れているので、ここが地元なんだな、というのが判る。

す、すげー。
やっぱ英雄なんだなw
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手形の緑のボタンを押すと歌が流れるらしい。津軽海峡冬景色の碑みたいだな(笑)
道の駅の中には、
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こんな常設コーナーもある。見てないけど。

そして
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ミニ豚丼セット。
仕事で帯広に出張する機会が多かったので豚丼自体は初めてではないが、ここのは本当に美味しかった。何が違うんだろう。。。

ここから一気に南下し本別、浦幌を経由してR336まで出る。
そう言えば、昨日まで散々牧草地を通ったのに天気が悪く牛さんと記念撮影してなかったな、と思い、通った道路の割りと近くで草食ってた牛さんたちとパチリ。
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さらにR336を南下し、途中広尾で給油をかましながら襟裳を目指す。
襟裳が近くなってくると、東から吹き付ける風が強く、波が物凄く荒くなっているのが判る。
道路を走っていると景色全体が白っぽく霞んで見えるが、波しぶきのせいだ。
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この写真は動画のキャプチャだが、常にこのような白っぽい状態の中を走る。
そしてあっという間にヘルメットのシールドやカメラのレンズが潮で曇ってくる。
ちなみにこのキャプチャはレンズを拭った直後のものなので、画像自体は鮮明な方だ。

そしてやっと到着〜。
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岬に着く直前から
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ヘルメットの中で熱唱していたことは秘密である。

それにしてもこういう「端っこ」に到達すると妙な達成感が湧くのは何故だろう。

近くのキャンプ場「百人浜」に寝床を確保。
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襟裳岬の集落にあるスーパーで焼き鳥を仕入れて独りBBQ。
そして締めは
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熊出没注意ラーメン。
ネタで買ったけど普通に美味かった。

北見ナンバーの集団の大宴会の絶叫を聴きながら就寝。
今日も良く走ったなー。

本日のルート
走行距離:410km

ZX-14Rで行く北海道ツーリング day5 知床〜川湯

8/6更新

6:00起床、6:30出発。
知床ウトロの朝の天気は晴れ。
しかし民宿の女将さん曰く山向こうの羅臼〜標津あたりは雨で寒いよ、とのこと。
そんなに違うもんかね、と半信半疑で出発。

羅臼側に向かう前に知床五湖方面へ行ってみるが、
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駐車場が7:30まで開かないとのことで引き返す。

知床峠に登っていくにつれて霧が凄い。
そして霧が雨に変わりどんどん強くなってくる。
知床峠。
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酷い雨だ。とっとと降りよう。

ウトロ側は勾配も緩いしコーナーのRも大きいが、羅臼側は急勾配で小さなカーブの連続。
雨も止まないし寒くなってきた。
宿の女将さんの言うとおり。

羅臼の町に降りると雨は弱くなったが、今日も天気には恵まれそうもない。
なんだかなぁ。

取り敢えずは世界的にも珍しいというヒカリゴケが見られるという洞窟に行ってみる。
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この奥に洞窟があるのだが、上の崖の状態が悪いのか立ち入り出来る範囲が狭い。
コケは見えるが光ってないし。
そもそも、ここを通過するライダー達が誰も止まらないのは、もう観光地としては枯れてるからか。

何も得るものが無く早々に次へ。
そのまま知床半島の突端方面へ道路の行き止まりまで行って見ることにする。
外気温度計は15℃を表示してるし、雨に打たれて体が冷え夏とは思えない程寒いので、行き止まりにあるという海岸線の温泉を目指す。

相泊温泉着。
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向こうからの写真を撮るのを忘れたが、ブルーの覆いは海側が開口しており、手前が女湯、奥が男湯になっている。
なんか思っていたのと違う。

ということでその手前にあった瀬石温泉へ。
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ここはなんと個人所有だ。

道路から見下ろすと
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こんな感じ。
正しくこれだ! 想像してたのは。

所有者のお宅に一言断り、協力金を入れ(一応無料だが気持ちの問題)風呂に向かう。
取り敢えず手を入れてみるが無茶苦茶熱い。見ると底からポコポコと温泉が湧き出している。
満潮時には水没してしまうらしいが、海水を入れるなと書いてある。これは我慢して入るしかないか、と風呂の縁で躊躇なく全裸になり一浸かってみる。
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あ゛ー。
あ゛あ゛ーーーー。
・・・ダメだ。熱すぎる。熱湯コマーシャルか!
5分ともたずに出た。
足がジンジンするぜ。
冷えた体がすっかりゆでダコのようになり、服を着て再出発。

そう言えば朝飯食ってなかった。
hok56
最早恒例のセイコマ。
それにしても雨がどんどん強くなる。もしかして今日一日こんな感じだろうか orz

次の目的地、野付半島。
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両側に海を見ながら走る道ね。
ここもつくづく天気が悔やまれるよ。
晴れていれば東には国後島が見えるはずなんだけど。

西側には海水の侵食で立ち枯れたマツ林。
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こちらも晴れていれば絶景らしい。

もうどこへ行っても雨、そして霧。
ここまで酷いと、もう写真を撮るモチベーションが無くなってしまった。
そのまま根室へ。

ホクレンで給油し、緑ゲット。

そして。
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納沙布岬。
3km先にあるという貝殻島灯台すら肉眼で見えない。

まあそれよりもとっとと島を返して欲しい。いや、返せ。

根室市街に戻り、JR根室駅前。
さっきホクレンSSで知り合った剥製師だというオヤジさんに教えてもらった「カニの庄屋」さんで茹で花咲ガニ。一杯500円也
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身がちょっと少なかったり500円也だが、花咲ガニらしく味は濃厚。

さて。
この後も天気は一向に好転しない。もう全くヤル気出ず。
早く宿に行って風呂に入りたいので、今日の泊地川湯温泉に向かう。
途中の牧草地帯とかどうでもいい。
早く目的地に着きたい一心で、写真?なにそれおいしいの?的な。

最後の最後で急に雨が上がって一応寄ってみた
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硫黄山。

ここはなかなか凄かったよ。
遠くからでも硫黄の臭いが凄いし、
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近くに寄ると足元から黄色いのがシューシュー吹き出してる。

寄ってよかった。

そして宿へ。
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国民宿舎川湯パーク

ガレージもあってナイス。
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夜は近くの居酒屋「三三五五」で
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特大ザンギ定食。ザンギが特大過ぎ。
そう言えばザンギ定食1,200円と生小420円を頼んだら、店のババアのたまわく「おまけしとくよ」とか言って会計が1,920円とか。
は?何をどうおまけしたら1,920円なんだよ。
面倒くせえから「はいはい」っつって300円恵んできたけど・・・小学校から算数やり直せ。

ということで宿に帰ってコインランドリーでやっと洗濯。
写真の整理なんかをして、おやすみなさい。

本日のルート
走行距離:465km

ZX-14Rで行く北海道ツーリング day4 稚内〜知床

8/5更新

昨日はそんなに遅くまで起きていたワケではないのに、今朝は何故か盛大に寝坊。
8:00に起きて宿の朝食を食べ、急いで支度し8:40頃出発。

稚内から宗谷岬へ。
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ここはお約束。最北端の碑。

近くには
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間宮林蔵。この人はホントに凄いね。更にここから樺太にまで渡っちゃってるし。
バイクでここまで来ると余計にそう思います。

宗谷岬であった青とピンクのカブは東京の某区のナンバー。
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テントもシュラフも積んでないが、これで野宿しながらここまで来たらしい。
若くないと出来ないね。凄いです。

さて、今日は知床まで行く予定で移動距離としてはかなりあるのでガンガン行くとするか。

朝は雲が厚かったが、オホーツク海沿いを東に進むとだんだん薄日も差してきた。
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勝手に荒々しいイメージを持っていたが、今日は天候のせいか若干波が高いかなという程度の穏やかな感じ。
というか時折このようにオホーツク海が見えるところを走るが、町を通過する毎にちょっと内陸に入ったりして、景色としては全く単調で面白くない。
ということなので黙々と距離を稼ぐことにしたので写真は殆どない。

途中、酪農の町興部(おこっぺ)の道の駅に立ち寄り
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牛乳休憩。
いや、ソフトクリームあるかな?と思って寄ったのだが無かったので牛乳にした次第。
甘くて美味かった。

途中浜頓別のホクレンで給油。ここでフラッグ「青」ゲット。

更にどんどん東へ進み、サロマ湖へ。
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流石に道内最大、日本で3番目に広い湖で、汽水湖としては日本最大というだけあって写真に収めるのは難しい。
一望できるという展望台があるのだが、そこまで片道5kmのダートということで14Rでは絶対に走りたくないのでパスした。
実は一応入口までは行ったのだが、登りはなんとかなるにしても下りは絶対にヤバい。

R238沿いに有る北勝水産に立ち寄りホタテバーガー。
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出てくる前に「チン!」と言ったのを聞き逃さなかったがw、ホタテはデカいし味はかなり美味しかった。

さて、またまた東へ。
直ぐに網走市街地に入る。
当初寄る予定は無かったが、近づくに連れてちょっと興味が湧いたので「博物館網走監獄」へ。
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兎角網走刑務所というと高倉健のイメージが強いが(笑)、実際には移築された木造の施設も見事だし、明治期に収監された囚人が160kmにも及ぶ道路を8ヶ月という突貫工事に従事した、という北海道開拓に果たした役割の資料や映像などが非常に興味深かった。

天気の回復した網走を後にし、さらに東進。
ラムサール条約登録湿地の濤沸湖に立ち寄り小休憩
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この分だと知床まで穏やかに到達できるかな?とこの時は呑気に考えていた。

しかし知床半島に差し掛かった瞬間に空模様が急変。
雷鳴がしてそのまま雨がザンザン降ってきた。
またか orz

オシンコシンの滝まで来た。
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折角なので滝まで登ってみる。
写真は明るさを加工しているのでそんなに酷い天気に見えないかも知れないが、もう土砂降りである。

そのまま知床ウトロの国設キャンプ場にテントを張ろうと考えていたが、雨が一向に止まないので観光案内所で民宿を紹介して貰う。
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綺麗な宿で素泊まりで寝るには充分過ぎる。
助かった。

荷物を置いて、紹介して貰ったお店で
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いくら親子丼。鮭といくら、あと鯛も入ってたかな?
とても美味しかった。
今回のツーリングで初めてマトモなもの食べた気がするw

本当はウニ丼を食べたかったのだがほとんど揚がらなかったとかで無かったのは残念だった。

宿でゆっくり風呂に入り、布団で寝る幸せ。
明日こそ良い天気になりますように。

本日のルート
走行距離:430km

ZX-14Rで行く北海道ツーリング day3 富良野〜稚内

※8/5更新。

北海道上陸2日目。
昨晩はキャンプ場のある公園で花火大会もあり賑やかな夜だった。
途中まで寝袋を使わず寝ていたが、流石に寒さで起き寝袋を展開、その後は割りとよく眠れた。

6:30起床、7:30出発。
今日は稚内まで行く予定。途中でいくつか寄りたいところがあるので、富良野を後にし北上を開始する。
取り敢えず今日もセイコマで朝食。オリジナルのチリドッグが美味い。

旭川市街を通過。
家電量販店で昨日無くしたデジカメを購入したかったが、時間的にやっていなかったのでそのまま北上。
国道40号で塩狩峠へ。

JR宗谷本線、塩狩駅。
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ここは子供の頃に読んで衝撃を受けた三浦綾子の「塩狩峠」の舞台になったところでもあり、いつかは訪れたいと思っていた。

主人公のモデルとなった長野政雄氏殉転の碑がある。
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道を挟んで反対側には
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三浦綾子の旧宅を移築した塩狩峠記念館があり、立ち寄ってきた。

さて、今日は天気は結構良さそうだ。
塩狩峠をあとにしたのは10:30頃だが既に暑い。

士別市街まで北上し、国道239号線で西進。
途中トヨタの士別テストコース横を通る。
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iPhoneにインストールした「いつもNAVI」ではかなり広大な敷地で表示されているが、当然ながら道からは中の様子は全く見えない。
兎に角何もない山の中だが社員用の宿泊施設などが沿道に建っていて、ここで耐寒テストなどを行なっているのだろうか。

ひたすら原生林のような山の中の高速ワインディングを気持よく走りながら、次の目的地である三毛別羆事件復元現地へと向かうが、その前にひたすら山の中を走って来たのでそろそろガソリンの残量がやばくなってきたので、一旦日本海側のR232に出て苫前まで向かう。
苫前辺りはホクレンフラッグ「青」エリアの筈なのでなんとかホクレンSSで入れたかったが、もう14Rのコンピューターは残量表示限界以下の警告が点いていて、余談を許さない状況。
仕方なく、近くにあったエネオスで給油。
危なかった。

また元来た道をちょっと引き返し古丹別の町から南下、三毛別(現:三渓)に向かう。
三毛別ヒグマ事件(詳細はリンク先Wiki参照)復元現地までは古丹別の集落から片道19kmくらいあるが、道には「ベアーロード」という名前が付けられ、可愛らしい親子のクマの看板が掲げられている。
事件のことを考えるとおよそ似つかわしくないように思えるが、地元の方々にしてみれば事件を暗い過去として印象づけたくない思いもあるのだろう。
そこには、開拓に命を掛けた先人達への敬意とそれを受け継ぐものの自負があるのかも知れない。

というわけで三毛別に向かうが途中に何もないので本当に遠く感じる。
集落を過ぎると現地までの間に自販機が2台だけ、それも企業の敷地の中にあるので休憩したくても出来る雰囲気ではない。
延々と走り続けてやっと到着。最後の200mはダートだが、14Rでダートに入ったのはこれが初めて。たかが200mだが怖かった。
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奥に見える小屋のようなものが当時の開拓者の家を再現したもので、近くに行くと、
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このように実際に事件を起こしたヒグマの実物大の像がある。
体調2.7m、体重350kgであったらしい。つーか、こんなデカいヒグマ本当にいるんだ・・・。

と感心するのも束の間、程なく蜂の大群に襲われ逃げるように退散。
何かの本で読んで、北海道開拓の苦労の裏にこのような獣害が実際に日本であったことに驚き、是非訪問したいと思っていたが、このためだけにここに来るのはちょっと遠いし、かなり寂しいところだった。

古丹別のセイコマで昼飯。
セイコマPBのオレンジソーダが異様に美味い。

さて、後は今日の泊地稚内に向かいながら、途中のオロロンラインを楽しみに北上するだけだ。
左に日本海を眺めながら、比較的天気の良いR232を気持ちよく走り、道の駅富士見ヶ丘にて休憩。
稚内までツーリング中という道内在住のライダーさん二人と談笑。
今日はノシャップ岬「漁師の店」というところに泊まるという。
聞けば今日電話したら泊まれるということで決めたらしいのだが、海鮮料理が本当に美味しいらしい。
自分は事前にじゃらんネットか楽天トラベルで予約しようとしたら殆どの宿が満員で予約が取れなかったので、仕方なくビジネスホテルに予約したというのに・・・。
便乗しようとしたが、ビジホは当日キャンセルはキャンセル料が100%取られるとのことで諦めた。ショックorz
(後で知ったがとても有名な店で、泊まりでなくても食事だけでも大丈夫だったようだ。ツーリングにじゃらんとか楽天トラベルを参考にするのは負けのようで、つくづく残念でならない)

そんな話をしてる内に空模様が急速に怪しくなってきて、近くで雷鳴がし始めた。
程なく雨がザーッと降ってきて出発を躊躇するが、待っていても一向に止む気配がないので意を決して出発。

進めば進むほど雷雨が酷くなってきて、土砂降りの中をひた走るしかない。
天塩で非常に判りにくい表示を頼りに道道106号に移り少し走ると、目当てのオトンルイ風力発電が見えてきた。
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28基の巨大な風車が道沿いに並び、天気が良ければ絶景ポイントのはずなのだが、生憎の天気で感動も半減である。

土砂降りの中長居しても仕方ないので、さらに北上。
左に日本海に浮かぶ利尻島、右にサロベツ原野、そして道には電柱も看板も何もない真っ直ぐな道を走るが、雨に煙って残念な景色である。
しかも近くに雷が落ちたりしてヒヤヒヤものだ。

かなりゲンナリしながら走っていると、富士見ヶ丘道の駅から写真撮影の度に抜きつ抜かれつのカップルライダーがまた何やら撮っていたのでその方向を見ると、幻想的に煙る利尻富士が見えたので、その先に停まって自分も撮影。
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余談だが、件のカップルはTDM乗りのイケメンの彼にエストレア(かな?)の可愛い彼女がのんびりと仲睦まじく走り、悪天候でも本当に楽しそうだ。
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リア充爆発し(Ry・・・じゃなくて、自分が抜く度に二人で手を振ってくれるので、こちらもその度に気分がほっこりした。
どうぞお幸せに。

更に北上すると若干雨が弱くなってきたので、駅泊の鉄ちゃんには有名らしい「抜海駅」に立ち寄ってみた。
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秘境駅感は朝に立ち寄った塩狩の方が上かな。
塩狩のほうが本数も少ないし。

そしていよいよ稚内へ。
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ノシャップ岬。
時間も時間なので夕飯でも食おうかと思ったが、ノシャップ岬のなんたら水産がやっている店は食堂が休みだった。
岬にほど近い場所に「漁師の店」発見。この時は旅館で飯だけ食えるとは思わなかったが、本来は泊まれる食堂、というような形態らしい。
本当に悔やまれる。

今日はもう時間も遅いし、取り敢えず宿に向かう。
宿はJR南稚内駅前のホテル宗谷。所謂ビジネスホテルだが一応男性客のみ大浴場が使える。
バイクは下は砂利だが屋根下に案内してくれる。
まあ値段の割にはちゃんとしていて悪くはなかった。
ただ、期待していたコインランドリーが無く洗濯が出来ない。これは着るものが足りるか心配だ。

南稚内駅近辺は飲み屋街になっているという情報だったので朝食のみで予約したが、実際に店を探すと居酒屋ばかりで独りでは入りづらい。
結局すき家とかw

そう言えば今日も北海道らしいもの何も食べてないな。

本日のルート
走行距離:400km

ZX-14Rで行く北海道ツーリング day2 小樽〜富良野

※8/5更新。

新潟から乗船した新日本海フェリーは定刻4:30に小樽港へ到着。
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いよいよ、念願の北の大地上陸に心が昂ぶる。

荷物を括りつけて準備。
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そして順番に下船。スロープを下り、遂に北の大地に上陸。
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まあ、仕事とかゴルフとかでは散々来てるんだけどね(笑)
バイクでは初めてなので感動の瞬間。

この後、同じ船から下船したライダー達は自分のプランに合わせて全道に散って行った。
自分は取り敢えず内陸部を目指して札幌市内を抜けることに。
途中、24時間営業の釣具屋に寄り、ツーリング前に買う時間の無かったキャンプ用のガスを購入。
さらに東を目指し、岩見沢経由で夕張を目指す。

それにしても北海道は距離感が掴めない。
もっと遠いかと思っていたけど意外と早く岩見沢を通過。そして山間部を抜けて夕張へ。
小樽に着いた時から厚い雲に覆われていた空も、山間部に入ると本格的に雨に。

夕張に到着。
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朝早かったというのもあるけど、思ってた以上に何もない(失礼)
取り敢えず夕張市役所の軒先でレインウェアを着こみ雨宿り。

夕張メロンのアイス乗せとか、快速旅団さん訪問とかネタはいくつか仕込んでいたのだが、朝早く店が何処もやっていないので、仕方なく北海道上陸の儀式を執り行うことにする。
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セイコーマートでカツゲンの儀w
カツゲンは普通のソフトカツゲンにすれば良かった。

セイコマで休憩していた富良野まで行くというチャリダーにエールを送り、時間も無いので自分も富良野を目指すことにする。

夕張から富良野へ向かう国道452号線(夕張国道)は山間部を抜ける高速ワインディングで気持ちのいい道であった。天気が良ければもっと綺麗なんだろうなぁ。
そこから道道135号(美唄富良野線)で富良野市街へ。
雲は多いけど、なんとか天気は回復してきた。

ここで上陸後初のホクレン給油でフラッグ「赤」Get。

最初は
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「北の国から」の五郎の石の家。
一応こんなミーハーなところも抑えちゃう。家の中の写真は撮れるけど、ブログとかにアップしちゃいけないらしいよ。

そして関東ではなかなか見られない丘の風景を楽しみながら、十勝岳へ。
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途中無料の混浴露天温泉「吹上露天の湯」に立ち寄るが混んでいたので止めた。

十勝岳の駐車場で旭川からタイヤの皮むきに来たというドラッグスター(だったかな?)に乗ったオヤジさんに缶コーヒーをご馳走になりながら談笑。

ここでトラブル発生。
そう言えば十勝岳の写真を撮ろうとしたらコンパクトカメラが無い。
仕方なく十勝岳の写真はiPhoneで撮ったのだが、カメラを仕舞いそうな場所をあらためて必死に探すも見当たらない。

・・・どうやら五郎の家でシートバッグの上にカメラを載せたまま出発してしまったような気がしてきた。
引き返して探そうか迷ったが、道路に落下しているとしたらカメラ自体が無事である保証もないし、結構な距離を戻らなくてはいけないので諦めた。
カメラ自体は決して安物ではないがそんなに惜しくない、それよりそれまで撮っていたデータを紛失したことの方がショックが大きかった。
(というワケなのでここまでの写真はiPhoneで撮っていた予備の写真、そしてこれからの写真も全てiPhoneのものです。)

こういうショックは意外と引き摺るもので、この後、どうせiPhoneだから凝った写真も取れないし、などとモチベーションがダダ下がりしてしまった。

さて。
富良野はドコ走ってもラベンダーが咲き乱れてるのかと思いきやそうでもなく、そういうスポットに行かなければ見れないようだ。
十勝岳を下りた時点で美瑛に近づいていたので、先に美瑛を見て回ることにする。

取り敢えず丘のある風景に入って先ず目についたケンメリの木に立ち寄る。
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木をナメ〜の東の丘の方角を撮るのが構図としては良さそうだが、木の周りに記念写真の人集りが出来ていてアレなので、ちょっと離れたところでバイクと一緒に収める。
んー、これは東の丘入りの構図が非常に重要なんだな。

そして北西の丘展望公園へ。
取り敢えず、
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ラベンダーソフト。なんだこの巻きは。ヤル気無さすぎだろ。
味はいたって普通。

丘の風景はといえば、
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天気も悪いし、iPhoneの画角も狭いのでなんだかなぁ。

そして、
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マイルドセブンの丘。
曇天でどの写真もあまりに味気ないためちょっと補正を掛けているが、多少はマシかな?

移動途中にひまわりが綺麗だったんで停まって撮影してみた風景
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そして「ジェットコースターの道」
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写真では判りにくいが、丘の地形に合わせて真っ直ぐ急勾配で降りて行き、底辺からまた真っ直ぐ登る。この落差が凄い。

この辺であまりに空がどんよりしているので萎えてきた。
ということで富良野に戻ることにする。

国道を戻っているとラベンダーが咲いているらしき丘を発見。
でもよく見るとラベンダーだけでなく色々な花が咲いているようだ。取り敢えず行って見ることにする。
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施設の名前を失念してしまったが、ラベンダーだけでなく他の花やハーブが沢山植わっている。
観光バスも沢山寄っていて、園内は中国人をはじめとする外国人でごった返していた。
無料だし、天気が良ければラベンダー越しの十勝岳を望むことも出来てなかなか良いのではないか。

同園の入口で売っていた切り売りのメロン
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のどが渇いていたので思わず買ってしまった。
確か200円くらいだったと思うが結構美味しかった。

この辺で17時近くとなりそろそろ寝床を確保しなければならない。
雲は多いものの天気は持ちそうなので、朝日ヶ丘公園のキャンプ場へ向かう。

キャンプ場にはツーリングライダーだけでも20台近く。
他にイベントがあるようで家族連れキャンパーでかなり混んでいた。
施設自体は整備されているし、コインシャワーやトイレなども清潔で居心地は悪くない。

寝床確保。
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そして
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近くのコンビニで冷凍のジンギスカンを買って独りBBQ。
冷凍ジンギスカンの袋の写真に野菜も写っていたからそういうもんだと思っていたけど、どうやらタレ漬けのラム肉しか入っていないようだ。そりゃそうだわなw
もやしくらいは欲しかったな・・・仕方ないのでひたすらにラム肉とおつまみチーズなどをつまみながらチューハイをチビチビ。
結構駆け足でいろいろ回って疲れているからかチューハイ程度で酔いが回る。

そう言えば、今日はマトモな飯らしいものを食ってない。
明日からはちょっと考えよう。

シャワー後フルーツ牛乳飲んで寝床へ。
おやすみなさい。

本日のルート
走行距離:380km

ZX-14Rで行く北海道ツーリング day1 自宅〜新日本海フェリー

※8/4更新。写真が多いので全部更新には時間がかかるかも知れません。

いよいよ待ちに待った北の大地へ旅立つ日、北海道ツーリングへ出発である。
3:30出発予定なので昨日の朝から寝ていないが、期待に胸膨らんでいるので気分はハイである。

いよいよ自宅出発。
ODOメーターは2,685km。
自宅から環七、目白通りを経由し練馬で一旦給油。関越自動車道を通り新潟港へ向かう。

途中駒寄PAで休憩し再出発。沼田を超える辺りで空もだいぶ白んできた。
荷物満載のバイクもチラホラ。北海道へ向かうライダーだろうか。

新潟の黒崎PAで給油。

8:00頃新潟港に到着。ODOメーターは3,015km、自宅から330kmだった。

9:30乗船なのでちと早過ぎたが既に15台くらいのバイクが待っている。
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初めてなので知らなかったのだが、本当は写真手前側が先頭で奥側の端に停めなければならなかったようだ。失礼しました。

元々曇りの暗い空だったが、程なくして雨がザンザン降ってきたのでターミナルに避難。
朝飯食って時間を潰す。

9:30乗船。
スロープを登っていよいよ車両甲板へ。
いろいろと初体験でテンパっていたのかこの辺の写真が無いが、端から停めて行ってハンドルロック、ギアを1速に入れて荷物を下ろすと係の人がベルトで車体を固定してくれる。
ヘルメットや手袋等は車両前にある網棚に置けるようだが、荷物は降ろさなければならない。
荷物をうまく分割してあれば、船内で使う手荷物(着替えやタオル、洗面用具など)だけ持って残りの荷物は網棚に置いておけるようだが、自分はシートバッグ1つに全て入れてあるので船内に持って入るしかなかった。
30kg弱のバッグを担いで移動は腰がヤバい。

そして客室へ。
本当はツーリストSという1人用ベッドを予約したかったが、6月中旬の予約で空きが無かったので、ツーリストBという2段ベッドへ。しかも上段 orz
巨大なシートバッグは置く場所が無く、仕方なくベッドに上げた。
ベッドの長さは190cmくらいはあるので、バッグを置いても自分の身長では体を斜めにすればなんとか寝るスペースは確保出来た。

2段ベッドは向かい合わせで2つずつ、4人で一つのブースを利用するカタチとなる。ベッド部分をカーテンで仕切るだけなので神経質な人には絶対に無理だろう。
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自分のスペースはベッドしかないので、基本は船内をウロウロすることになる。
食堂とカフェテリア、売店があるが、食堂は値段が高いので、昼は売店でカップ焼きそば、夜はカフェテリアでそば。
19時間もこの状態かと思うと憂鬱になるが、船内をひたすらウロウロ。そして寝られる時はなるべく寝ることにして時間が過ぎるのを待つことにした。

意外にも沿岸に近い所を航行するのでauでは辛うじて3Gのアンテナが立ったり立たなかったりだが、面白いのは北行(新潟→小樽)では右舷側(当然南行では左舷)の方が受信状態が良い。というか陸地側じゃないと受信できないギリギリのところを航行しているようだ。
なので、メール程度は普通に受信可能。

日没
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実際にはこのあと雲に隠れて日の入りは見られなかったのだが、何も遮るものがない海上での夕陽は格別だ。

あとはもうひたすら時間が過ぎるのを耐えるばかり。
早く北海道に上陸したい。