この歳になると、普通の生活をしてる分には背が低い事に対するコンプレックスは割りとどうでも良くなってくるんだけど、ことバイクの話になると、最近のバイクはどれもデカくなって脚が届くのが殆ど無いってのは、なかなか泣けるものがあります。
そんな中でもZX-14Rはシート高800mmで比較的低い方なんですけどね・・・自分が跨るとノーマルの車高では半ケツずらしでも爪先しか着きません。
軽いバイクだったらそれでもいいんだけど、装備重量270kg弱のバイクともなるとちょっとでも安心感が欲しくて、納車時に25mmローダウンのリンクプレートに交換して貰いました。
ま、この状態でも両足の爪先の先がぎりぎり着くかどうか、片足だとなんとか拇指球と小指球を結ぶ線でしっかり踏ん張れる状態。勿論跨ったままバックなんてもっての外なんですけどね(笑)
足つきはさておき。
リンクプレートの変更で半年強乗って来た結果、なんか違和感というか、14R本来の動きが相当スポイルされてるんじゃないかと。
例えば、普通バイクってのは加速する時にアンチスクワットトルクでリアが持ち上がろうとする力が働くんだけど、スイングアームの垂れ角がかなり寝ていたのかリアが沈み込むような動きをしたり、あるいは切り返しで重量以上の重さを感じるとか・・・。
自分は下手っぴだしツーリングメインだから、そんなもんと思って乗れば慣れちゃうんだろうけど、折角いいバイクなんだし少しでも改善したいと思い、密かに改善計画を練ってました。
そしてその第1弾。
「リンクプレートをノーマルに戻し、全長の短いサスに交換する作戦」を決行!
計画としては、14R用のローダウンサス(シート高で20mmダウン)を金額変更無しで作ってくれるイギリスのサスメーカー”NITRON”のショックに交換するつもりでほぼ決心していたのですが、OHLINSの14R用サスも全長を5mm縮めてレバー比でシート高10mm程下げられるとの情報を得て、本日、量販店に真偽の確認をしに行きました。
お店に調べて貰った結果、KA544というモデルであれば下げる方に5mm、上げる方に7mmの車高調整幅があり、リンクのレバー比の都合、シート高20mmダウンいけるんじゃないかと。
ちなみに狙っていたTTX(ツインチューブに進化した最新モデル)採用のKA128は強度の関係からか車高調整機能が廃止されてました。
てか、KA544は強度大丈夫なのか?
まあ、ZZR1400の頃からずっと継続販売してるモデルなので大丈夫なんだろう。
そしてそのKA544の14R用、なんとショーケースの中に鎮座してましたよw
つまり在庫があるということです。ちなみに、オーリンズであればサグ出しして調整してくれるとのこと(他のサスはしてくれないらしい)・・・。
結果
着けちゃった!
てか、年始に貰った割引券握りしめて行ったので、無くても注文する気はあったんだけどねwww
それにしても、折角の黄金の脚が全然見えねえ(笑)
ま、サブタンクがシートフレームに付くので一応カスタム感は得られるけどね。
左側にはプリロードアジャスター。
実は装着してサグ出しの際に跨ってみたら、今までよりシート高で10mmくらい上がってしまって(つまりノーマル比でシート高15mmダウンくらい)足つきが若干不安になっちゃったけど、計画第2弾をシーズンオフ中に実行して解消したいと思います。
装着後、第三京浜、首都高などを70kmくらい回ってきました。
「ド素人のファーストインプレ」
1.高速域での安定性が格段に向上
2.フル加速時にリアが沈み込むような挙動があったのが解消
3.一次旋回のレスポンスが格段に向上
4.二次旋回時の腰砕け感が解消
5.全体的に車体の動きが軽くなった感じ
なんか1以外は、ショックのおかげというよりもリンクを元に戻したことによる車体姿勢の変化によるところが大きいかも、と思ったり。
実際そうなんだろうな。
でも、なんかもう別のバイクみたいですよ。
店員氏にかなり硬いと脅されてたけど、結構しなやかで腰がある感じ。
高速でギャップを越える時にややガツンと来るけど、収まりが良くて安定感があり全然怖くないから気になりません。
最初の印象はそんな感じ。
もうちょっと走り込んでまたレビュー出来たらと思います。