カテゴリー : Jazz

ESPERANZA SPALDING -Chamber Music Society-

今日はEsperanza Spaldingのライブ at Blue Note Tokyo に行ってきました。

いつもFunkの勉強をさせて貰っている近くのバーのマスターに、「Esperanza知ってる?」と教えて貰ったのが去年の秋頃。
早速CDを購入してすっかりハマっていたところ、グラミー賞で最優秀新人賞を受賞したというニュースを見たのが2/14。
そしてその Esperanza の来日ライブが2/16〜19にあると知ったのが2/15。

しまった・・・おひとり様なので、Blue Noteは敬遠していてノーマークだった orz
グラミー賞受賞のニュースでもう予約取れないよなぁ〜。
・・・とダメ元でBlue Noteのサイトを覗いてみると17日だけちょっとだけ席があるみたい。
ということで、イキオイでそのままポチッと予約してしまいました。

そしてドキドキしながら迎えた今日。

一言、シビレました。
まだ残りの公演があるので詳しくは書きませんが・・・とにかくカッコイイ。

バークリー音楽院にて20歳で講師を務めていたというスキルに裏打ちされたベース、声域の広さに加え伸びやかかつ軽やかな歌唱力。
CDで聴いていた時に感じていたそんな形容が安っぽく思えるほど、彼女が率いるユニットの演奏と歌声が、自然にそして圧倒的に体に入ってきて酔いしれました。

グラミー受賞のタイミングでライブに行くことが出来たのはホントに幸せでした。
Brava!

Chamber Music Society
Chamber Music Society

Esperanza
Esperanza

まとめて音楽ネタ

yocchiです、こんばんは。

最近音楽ネタが滞ってますが、CDは定期的にちょくちょく買ってます。
わざわざ記事にするのは「これはよい」と思った作品に限ってますが、最近はハズすことも多いかなwww

もちろんイイ作品も多く買ってますが、かなり昔の作品とか今更語るのもアレなので、中でもごく最近買った作品をまとめて短評など。
(星は超個人的な評価です。)

SPACY (スペイシー)Spacy/山下達郎 ☆☆☆☆★
CIRCUS TOWN (サーカス・タウン)Circus Town/山下達郎 ☆☆☆☆☆
GO AHEAD! (ゴー・アヘッド! )Go Ahead/山下達郎 ☆☆☆☆☆
70年代にリリースされたアルバムのリマスター版を立て続けにポチっと。
同僚とR&B、Funkバーに行った時に「山下達郎はFunkだ!」と盛り上がり、ちゃんと聴き直したいと思って買いました。
Go Aheadは確かLPを持っていたハズだけど見当たらず、他の2作品はカセットでしか持っていなかったので、今あらためてCDでじっくり聴いてみると音作りもそうだけど雰囲気がカッコイイですね。
今でも素敵な作品をリリースし続けていますが、やっぱり初期の作品が好きです。

HoneyHoney/Ohio Players ☆☆☆☆★
Funkといえば絶対に外せないOhio Players。これも聴き直しのため購入。
最もノッていた時期の作品だけあって今聴いても文句なくカッコイイです。
もっとファンクファンクしてるイメージがあったけど、結構ソウルな感じでFunk聴かない人にも入りやすいかも、なんて思いました。

ザ・リアル・マッコイThe Real Mccoy/Mccoy Tyner ☆☆☆☆★
コルトレーンのサイドというイメージが強い(勝手に)ですが、ソロ作品を初めて買ってみました。初めて買ったのがコレってのは良かったのか悪かったのかw
コルトレーン・カルテットでドラムを叩いていたエルヴィン・ジョーンズにベースはロン・カーター、そしてサックスにジョー・ヘンダーソンとかなり強力な布陣。
コルトレーン自体がフリージャズにいってしまわれた後に、コルトレーンがモダンを昇華させたらこうなった、みたいな。
モダンが退屈? まだやることあったんじゃないの? 的な素晴らしい作品。
個人的にはエルヴィンのドラムがカッコよすぎてたまりません。

100 Degrees & Rising100 degrees and rising/Incognito ☆☆☆☆☆
ケースだけあって中身が無くなってしまったので買い直し。
今聴いてもカッコイイです。
これ聴いて「ヤバい」とか云ってる自分は、やっぱりアレンジオタクかな、って思うwww

ダイナマイトDynamite/Jamiroquai ☆☆☆★★
ジャミロの作品は結構持ってるんだけど、何故か抜けてたコレ。
と思ってたけど、聴いたことあるのは多分レンタルかなんかで借りてたんだろうwww
個人的にThe return of space cowboyやSynkronizedあたりのカッコよさから比べると若干物足りない感じがするかなぁ。
もちろんイイ曲もあるんだけど、アレンジも含めてパンチが薄れてるような気がする。

UpgradeUpgrade/Mackrosoft ☆★★★★
ファンクの新星っつー触れ込みでタワレコでプッシュされてましたが・・・。
正直全くつまらん。
ワンパターンな上に1曲1曲が無駄に長くてはっきり言って苦痛。

Overseas / Tommy Flanagan Trio

yocchiです、こんばんは。

今日の音楽ネタは久々のJazz。
Overseas

Tommy Flanagan の代表作。Overseasです。

オイラの音楽的嗜好のルーツは、小学校高学年から中学にかけてFusionやJazz Funkに傾倒していったのが始まり(その他一部ポップスも良く聞きましたが)だというのは何度も書いている通りです。
そして程なく、それらはJazzを起源とする音楽であるという知識を当然のことながら得るワケですが、それならばと、レンタルレコード店で借りて片っ端から聴いてみた所謂「大御所」の名盤と云われる作品を理解できるには、まだまだ若すぎました。

しかしながら、何の知識も無く借りてきた中で「衝撃的にカッコヨイ!」と直感的に思えた数少ない作品が、この人の「Eclypso」というアルバムでした・・・小遣いを叩いて初めて買ったJazzのレコード、14歳か15歳くらいの頃だったかな。
このアルバムに出会わなかったら、その後Jazzを好きになるまでに要する時間が、だいぶ必要だったと言えるでしょう。


さて、トミー・フラナガンの代表作と言われる本作。
エラ・フィッツジェラルドの伴奏や、コルトレーンやソニー・ロリンズ等大御所のアルバムにも多数参加しており、サイドマンとしても非常に評価の高いピアニストですが、本作はトミフラのオリジナル作品が盛りだくさん。
ジャンル的にはハードバップに属するんだと思います。

当時テイチク盤(多分)を持っていたけど、残念なことに他のLP盤と一緒に引越しの際に処分してしまったのか見つからないので、最近CDで買い直してあらためて聴いてみました。
久しぶりに聴いてみて「ああ、やっぱ良いな」と感動。
ここ2~3年、澤野レーベルの爽やか系ピアノ・ジャズばかり好んで買ってますが、やっぱり自分が心地いいと感じるJazzのルーツはこの人にアリ、と再確認。
特に、軽快で踊るような右手の旋律が素晴らしく美しいのと同時に、オイラのようなニワカにも判りやすいというのがヨイですw

前述の「Eclypso」もAmazonに発注かけてるんだけど、紙ジャケ仕様が欠品らしくて全然届かないよ・・・。
同タイトルの曲、”Eclypso” はこのOverseasにも収録されているんだけど、他の曲ももう一度聴きたい。

The night has a thousand eyes / Tizian Jost Trio

tizian01

もう一枚澤野工房、ティチアン・ヨースト・トリオ。
山野楽器自由が丘店で試聴できたんですが、これも一曲目聞いただけで購入決定。
なんつーかもう、「あー、せつねぇー」みたいな(^^;
小難しいことしてなくて凄く聴きやすくスッと入ってくるのがヨイです。ジャズって縛りじゃなくてもちょっと格好いいの聴きたい方にもオススメ。
今回に関しては、選曲はトヌー・ナイソーより良かったかな。

ジャズっていうと最近澤野工房しか買ってませんが、若い頃一所懸命メジャーどころを集めて勉強した時期もありました。ヤマハピアノ教室でジャズコースに入っていたことがあるんで(笑)。でももう一曲も弾けないな、多分。

最近はじっくり部屋で聞くより、クルマ運転しながら、とかblog打ちながらとか、「ながら」聞きがメインなので、澤野さんレーベルは最適です。もちろん、じっくり聴いてもいいんですけどね。
イヤ、正直に白状すると、メジャーどころの重い演奏とか、小難しいのが疲れるんです。にわかなので(爆)。

For now and forever / Tonu Naissoo Trio

tonu03

超久しぶりに澤野工房レーベル買ってみました。久しぶりなのにまたトヌー・ナイソーっていうところが、我ながら石橋叩きすぎ(笑)。それくらい、気持ち良く安心して聞くことができます。
ライナーノーツに書いてあったけど、僕も一曲目試聴しただけで買いました。それくらい一曲目がイイ。
遣り口が巧妙だなぁ、キタネー(笑)。

・・・ウソ。この人の演奏は凄く澄んでて綺麗で、全体通してももちろんいいです。

Exclusivel for you / Jos van Beest trio

josvan

もう一枚澤野工房
ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ。

最初の曲から、ジャズクラブでシンガーの後ろで伴奏しているピアノ弾き、っちゅう映画のワンシーンを想像したけど、後でライナー見たら同じような内容が書かれていました。
つまり、自分のように特別ジャズに造詣が深くなくても、変なクセも無くスッと入ってきて判りやすい演奏。

ただ、私のお気に入りのトヌー・ナイソーとかみたいに綺麗に澄み切った演奏とは違う甘い感じ。
スタンダードナンバー中心なので、取っ掛かりとしてはいいアルバムかも知れません。

Terra Furiosa / Giovanni Mirabassi Trio

terrafuriosa

山野楽器のポイントが溜まっていたので澤野工房。
ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ。

このトリオの演奏は、一人感傷に浸っているときに聴くと確実に泣けます。
そうでない時にもなんとも云えない切ないキモチがこみ上げてきます。

本作品も同じく。素晴らしい。

When you come home / triosence

When You Come Home

山野楽器のオススメコーナーで試聴して買いました。ドイツのグループとのことです。
ジャンルはジャズということで、広い意味ではそうなんでしょうが、なんとも云えない雰囲気を持ったプレーヤーです。

メロディーが物凄く綺麗で、一曲一曲毎に風景が頭の中に浮かんできそうな、想像力をかきたてられる不思議な魅力を持ったアルバムでした。全曲オリジナルだそうですが、ロマンティストというか感性の豊かな書き手なんだろうな、というのが容易に想像できます。
たまに、クドかったり、変に田舎臭かったりするのですが、美しいメロディーに乗るとそこがまた味というか、ハマって聴こえてしまうところが何とも云えません。

もうちょっと聴きこんでみると、また味わいも違うのかな。
ポイント2倍デーということでちょっと調子に乗ってしまいましたが、面白いもん見っけ、という感じでしょうか。他の作品も聴いてみたい。

Easy to love / Vladimir Shafranov Trio

sawano01

澤野工房コレクション増やすには火曜日に限ります。何故なら山野楽器自由が丘店ポイント2倍デーだから(笑)。

今日はウラジミール・シャフラノフ・トリオのEasy to love。

僕が聴くジャズは、基本的にピアノメインですが、それは “ジャズ” というジャンルに傾倒しているというよりかは、”ピアノ” という楽器そのものの魅力にとり憑かれているからであります。
ちなみにクラシックもオーケストラよりはピアノのために書かれた曲が好きです。

澤野工房レーベルで取り上げられるプレーヤーは、所謂有名どころのようにソロで素人にはわかり難いテクニックを延々と披露するマニアックなモノより、スッと耳に入ってくる判りやすくて耳あたりのいい演奏が中心です。
コアなジャズファンの方にはお叱りを受けるかもしれませんが、大のお気に入りであるトヌー・ナイソー然り、このシャフラノフも 繊細さや力強さ、音の広がりといった “ピアノ” という楽器の持つ魅力そのものを満喫できること間違いなしです。

スタンダード・ナンバーやクラシックのアレンジなど聴きやすい選曲中心で、ジャズはとっつき難い、と思われている方にも是非オススメしたいレーベルです。

Estonian Wind / Tonu Naissoo Trio

tonu02

久々の澤野工房ネタ。トヌー・ナイソー・トリオの “Estonian Wind”

アク、クセの少ない、心地いいジャズピアノを聴きたくなったら、近所の山野楽器自由が丘店に行って、澤野工房コーナーの棚から適当にピックアップしています。
久しぶりなのであまり冒険せず、前作の良かったトヌー・ナイソーのエストニアン・ウインド。
一曲目聞いただけで、「買って良かった~」。超カッコイイ。軽快で、透明で、それでいて前作よりパンチが効いてて、これは名盤と断言できます。

ジャケットの内側に写ってる腹の出た白髪のおっさんがトヌー・ナイソーか・・・。この人があの澄んだ演奏をするかと思ったらちょっと意外だったけど、いや、凄い人だ。