SHURE SE215 special edition

今まで使っていた「MONSTER beats by dr.dre “tour” with control talk」が先週断線によりお亡くなりになりました。
賛否両論あると思いますが、音的には自分の聴くジャンル(主にファンク、フュージョン、R&Bなど)に非常に合っていて、低音が効いているのに楽器ごとの定位がしっかりメリハリのあるところが気に入っていたんですよね。

MONSTER beatsは3年半も持ったので耐久性も問題ないしまた同じのにしようかとも思ったのですが、折角だからちょっと違うのも試してみたくて、今回は以下の条件に絞って視聴した上で買うことにしました。

・予算は1万円未満。(但し物凄く良ければ2万円くらいまでは出すかも知れない)
・遮音性、外音遮断性重視でカナル型。(音漏れが許せないので)
・低音が効いていて、それでいてドンシャリじゃない。
・カナル型ではかなり難しいが定位がそれなりにしっかりしているもの。
・ホワイトノイズの小ささ

こんな感じですかね。
1万円未満という価格帯前提なので、高望みは致しません。あくまでもコストパフォーマンスという観点から読んでいただければと。

視聴はiPhone5sで、iTunesに貯めてある曲から。
使用した曲は以下の3曲。時間が無いので、以下のポイントを抑えた上での判断です。

・CHANT/Fourplay:
Between the Sheets
先ず元々の録音が非常に良く、mp3でもそこそこイケる。ヘッドホンの視聴では必ず使う曲。
入りからのティンパニー(?)の迫力と、カッチリとリズムを刻むドラムの弾けるような感じを再現できるかが良く判る。ベースラインも音の立ち上がりがキリっとしているか、その後のピアノの粒の細やかな感じが出せるか、全てにおいて出力側の実力を測るマスターピースとしては最適だと思います。

・The Essential/Mark King
Influences
極論すると、マーク・キングのベースがマーク・キングらしく聴こえないモノは、いくら人の評価が良くても興味が無い、というくらいこの人には心酔しているので、この曲は外せません。Level42の43とかMr.Pinkでもいいんですけど、ちょっと録音状態がよろしくないので、この曲がマークのスラップのキレをきちんと出せているかを判断するのには調度良いかな、と。

・SPARKLE/山下達郎
FOR YOU (フォー・ユー)
冒頭のギターのカッティングのキレと変な残音感が無いか、そこから重ねてくるドラムとベース、ブラスが喧嘩してないか、そしてボーカルが楽器に埋もれず定位が比較的はっきりしているか。あとはこの曲は元の録音が持つ透明な奥行き感というか、表現が難しいけどそれが再現できるか、など。

以下、視聴した感想。
・beats by dr.dre urbeats
低音は効いてるけど中音域がコモッていて自分が今まで使ってたtourとは全然別物の印象。これだったら5,000円足してtour買うかな。

・Klipsch Image S4i Ⅱ
かなり自分好み。低音もしっかり出ているし、中高音も伸びがあり定位もそれなりにしっかりしている。リモコンが付いているのもポイントが高いが、リモコン部分のケーブルが非常に華奢に見え耐久性はどうなのかな・・・。リケーブル非対応なのでやや心配。
新製品のX4iも聴いてみたけど、自分の好みとはちょっと違う感じ。5,000円程高いし。

・audio-technica ATH-CKM77
定価は1万円以上だが実売価格は他と同等。ダイナミック型にしては柔らかい印象。聴くジャンルによっては良いのかも知れないが、自分にとっては低音が物足りないし、なんとなく中音域がこもった感じ。

・SHURE SE215 special edition
ほぼ好みの音。印象としては前出のKlipsch S4iと違いが殆ど判らない。こちらはリモコンが無いが、ケーブルも太いしリケーブル対応で断線時にも安心(リモコン付のオプションケーブルもあるが7,000円弱する)。
ちなみにspecial editionじゃないSE215はちょっと定位がはっきりしないようなこもった感じで全然違う音だった。

他にも幾つか聴いたけど、印象が薄かったのか忘れた(笑)
UEとゼンハイザーは以前購入間もなく断線(UEは2回も)のトラウマがあるので今回はパス。改善されたかもしれないけどちょっと怖いよね。

ということで、最後はリケーブル対応が決め手となってSHURE SE215 seにしました。
【国内正規品】 SHURE 高遮音性イヤホン SE215 Special Edition トランススルーセントブルー SE215SPE-A
帰りに早速聴きながら帰宅。
視聴とはイメージが若干違って、ややコモッた感じがするけど、これはエイジングで変わるかな・・・。
あと、所謂SHURE掛けがいちいち面倒くさい。これも慣れか。
ケーブルがそれなりにしっかりしてるので歩きながら聴いても擦れ音がほとんど気にならないのはイイ!

帰宅して断線したbeats tourのケーブルをなんとか捻って聴こえるようにし、聴き比べてみたけど、tourの方が長く使っていてこなれているからか、あるいは単に耳が慣れているからか、やっぱり自分の耳には合ってる。
もしかして同じもの買った方が良かったかもwww、とか思ったけど、まあまだ買ったばかりだしね。

以上、拙いイヤホン比較&ファーストレビュー記事でした。

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