みちのくひとりたび(2)

※この記事は8/14に更新しました。

東北ツーリング2日目。

・一関(岩手県)~遠野(岩手県)
昨晩は寒くて何度か起きてしまったものの、4時半に起床。

室根山頂から望む朝日。
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ムルティの黒いボディに朝焼けが映り綺麗。
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5時半にはテントを片付け6時に出発。室根高原牧場付近、気持ちのいい朝。
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そこから高原の気持ちの良い道を北上し一気に遠野まで。期せずして観光道路から外れた道を走っているのか、それとも単に朝早いからなのか、どの道も信じられないくらい空いていて気持ちいい。

遠野に到着、道の駅遠野。8時だというのに結構な賑わい。ここでもソフトクリーム。昨日から既に3つ目。
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南部曲り家千葉家住宅。
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千葉家住宅の開館が8時半からとのことで、その前にツーリングマップルに出ていた高清水山トオヌップ展望台からの遠野全景を見に、高清水山に登る。集落の中の道が非常に判り難くて迷った。

辿りついた展望台。市営の牧場が広がる小高い山から、遠野を見下ろすの図。
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遠野の市街地はロードサイド店舗の並ぶ普通の街並みなので、市街とは逆に降りていき、のどかな農道を走る。こっちの方が栄えてる市街より遠野っぽいのかな。
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・遠野(岩手県)~盛岡(岩手県)
さて、遠野にお別れし北上。ここからもひたすらに高原の気持ちいいワインディング。東北はワインディング天国だ。

いきなり盛岡。
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実は、既に昨日からNikon D50のバッテリー残量が心許なくなっていたので市街地にやってきた。本来D50のバッテリーはいつ充電したかも忘れるくらい持ちがいいとの評判だが、今回は単に準備不足なだけであった。
盛岡西口の巨大なコジマには在庫が無く、カメラのキタムラを紹介されたが4号線を戻らなければならないとのことで、面倒になりやめた。

折角盛岡に来たので、ちょっと西に向かい小岩井農場。
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ところで「小岩井」って当時の創始者3人の頭文字(小野、岩崎、井上)だったって知ってました? 常識なのかも知れないが、私はこの歳になるまで人名か地名だと思っていた。ちなみに頭文字中「岩」は三菱財閥の岩崎家で、言われてみればなるほど。

子供の頃、学校のスキー教室で岩手山に何回か来たことがあるが、バスで向かう途中に必ず小岩井農場で絞りたての牛乳を調達していたのを思い出し、久しぶりに行って見たくなったのだった。雪の積もる牧場の風景が今でも脳裏に焼きついている。

牧場内に入らないとソフトクリームにアリツケナイので、入場料500円を払って入る。ソフトクリーム売場に長蛇の列。
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夏季限定レモンソフト。画像では白く見えるが、実際はほんのり黄色。レモン風味だがチーズケーキのような濃厚な味で美味。
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場内でジンギスカンやBBQが食べられるが、一人で注文するのもアレなのでやめた。結果、500円の入場料払って300円のソフト食って終了。

農場から岩手山を望む。広場でフリスビーなどで遊べる。家族連れが行くところ。
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小岩井農場を後にし、東北道の滝沢ICへ向かう途中。岩手山をもう一枚。
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・小岩井農場(岩手県)~十和田湖(秋田県・青森県)
東北道を激走し、数多の名所をスルーしながら小坂ICで降り、十和田大館樹海ラインで十和田湖へ。
途中の七滝で昼食休憩。
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気温32度かぁ、やっぱここいらは涼しいわ。とか思ってしまうくらいの連日の暑さ。
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ツーリングマップルには蕎麦が名物となっていたが、蕎麦じゃなく稲庭しかない。私はうどんが嫌いなのでスルー。替わりに岩魚。
養殖モノだと言っていたがおいしかった。
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快適なワインディングを抜け十和田湖。有名どころだけあって流石に人出が多かった。旧車会とか称するタダの珍走も沢山湧いていた。
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乙女の像。中学生の修学旅行で来て以来だが、昔はこんな立派な台座は無かったような気がする。
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これまた修学旅行で散策した想い出が強烈に残っている奥入瀬渓谷だが、画像の後ろを見ていただくと判るように大渋滞。抜けるのに有り得ない程時間がかかった。
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それでも一応川に下りてみる。非常に涼しい。
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・十和田湖(青森県)~青森(青森県)
さて、十和田湖を離れ青森市街に向かう。今度はランタンのマントルの予備を持参し忘れたため調達しに。相変わらず準備がいい加減。
青森市街で給油し、お金を下ろしたところでマントルを売っていそうなところを探すが結局見つからず。途中教えてもらった上州屋では売っていなかった。

・青森(青森県)~竜飛岬(青森県)
諦めてここで運命の分かれ道。大間へ行くか、竜飛へ行くか・・・。
この時間だったら竜飛から夕日が沈むのが見れるかな? などという全くいい加減な理由で津軽半島に決定。さらに北上。
途中の道すがら下北半島が対岸に見えてきた。
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下北半島や北海道へ向かうであろうフェリーを右手に見ながら、海岸沿いの松前街道をひたすら走る。この辺りは前走の車がことごとくのんびりしていて、時計を睨みながら我慢の走行が続く。

北へ進むにつれ、杉板張りの古い家が海岸沿いに立ち並ぶ寂しい集落が続く。寒村を中心に見られる新興基督教の黒い看板がやたら増えてきた。こんなこと言っていいのかわからないが、やはり厳しい地なのであろうか。
我慢の走りを続けながら、津軽半島の北岸に差し掛かる。東岸を走っている時に、もう日の入りを見るのは難しいと思っていたが、太陽は意外としぶとく残っていた。普段山に沈む夕日しか見ないので、その分少し余裕があるのかも知れないと思い頑張る。

夕焼けが映る対岸の北海道。幻想的。
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そして竜飛岬到着! 疲れた~。
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して、日の入りに間に合ったのかというと・・・。

なんとか間に合いますた。ってか間に合ってるよね、コレ。惜しいことに遠くが雲でかすんであまりはっきりしてないけど。
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と写真のとおりこのあと直ぐに暗くなってしまったので、龍飛崎シーサイドパークにてキャンプ。駐車場は一杯だった。テントサイトは空いていたものの、ここが空いてなかったらどうするつもりだったんだろう(笑)。

ここのキャンプサイトは異常な風と湿気で寝苦しかった。あとシャワー室がばっちくてかなり不快。FMは入らない代わりにハングルの放送がやたらと入るのは場所柄かな。
あと、キャンプ場の真上に、廃墟と化した海自の警備隊宿舎跡の建物が並んでいてちょっと不気味だった。

本日の走行距離525km。
TOTAL4,915km。

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