Ninja ZX-14R ABS SE ファーストインプレッション

慣らしが終わったので取り敢えずの簡単インプレ。

2013.8.27:2ヶ月・6,000km時のインプレはこちら

・エンジン
慣らしは800kmまで4,000rpmまで、1,600kmまで6,000rpmの制限があり、ここまではLパワーモード固定で走った。
Lモード4,000rpm上限でも普通に走る分には充分。
Lモード6,000rpm上限でも、ヤル気満々のポルシェとかに煽られさえしなければ常に交通の流れをリード出来る。
そして慣らしが終わりFモードに設定変更。回転数の縛りも解く・・・もはや正気の沙汰ではないw

一方で、フルパワーモードで最高出力147.2kw(200ps)、ラムエア時154.5kw(210ps)、圧縮比12.3:1、とスペックだけ見れば超過激だが、街中でも低回転から強烈なトルクを発揮しとても乗り易い。
街中では4速、高速では6速でほぼオートマ状態で粘る粘る。

・トランスミッション・駆動系
慣らしが終わってなんとなく渋さが取れてきた感じ。
停止時にNから1速に入れると「ガコンッ」と派手な音がするのはカワサキ特有のようだ。
手が小さいのでクラッチのリーチ調整ダイヤルを4にしているが、やはり切れが悪くなるようで、たまにきちんと入らなくて焦る。
もう少しクラッチが軽いと楽なんだけど、大パワー車なのである程度は仕方ないだろう。

駆動系は割りと騒音が多い気がするが概ねスムース。
スリッパリークラッチが装備されているので、ラフな回転合わせでもギクシャクしないしスペックからは想像出来ない程フレンドリーなバイクだ。
発進時に雑にアクセルを開けるとトラクションコントロールが効いている表示がメーターパネルに出て、もっさりとした動きになる。
コーナーなどでトラコンを効かせる勇気はない。

・シャシ・サスペンション
バイクは完全に我流・下手くそなので、サスペンションの動きを評価できるレベルに無いが、
SSとは違い非常に乗り心地がよくしなやかだ。
車格の割に足つきは良いと思う(170cmもあれば充分だろう)が、自分の身長(162cm)では片足爪先しか着かず不安なのでローダウンリンクで25mm車高を落としている。
これでも両足爪先が着くか着かないかの状態だが、重心が低いため怖さは消えた。
ただ車重は268kgと超重量級なので、一旦傾いたら間違いなく踏ん張れないだろう。

ローダウンしているのでコーナリングのシャープさはスポイルされていると思うが、切り返しなども思ったほど重くなく、リズムは掴みやすい。
純正のショックがヘタったらリンクは元に戻して、社外のローダウンサスペンションに変更したいと思う。多分その方が本来の動きに近くなるかな。

シャシーについては、300km/hオーバーのポテンシャルがあるバイクなので、車体の剛性はそれはもうハンパない。
バイクは安定しきっているが、自分のビビリミッターの方が先に働いてしまう。

・ブレーキ
ABS付きだが、まだ効かせたことはない。
フロントは強烈に効くが、リアは怖いくらいに効かない印象。
BMWのインテグレーテッドブレーキに慣れているからか。

・快適性
名古屋往復した印象だけど、正直言ってGSより圧倒的に疲労が少ない。
GSはほぼ直立した楽な姿勢で乗れるから14Rに変更してちょっとしんどくなるかな?との懸念があったが、全くの杞憂だった。
理由としては、高速域での振動の少なさが大きいと思うが、もう一つ「乗っている時間が少なくて済む」というも大きい(笑)

一方でネガな部分としては、スクリーンが低すぎて、ヘルメットのシールドに見え難くなる程の大量の虫の死骸が着くこと。
ジャケットの肩口も虫の死骸で汚れるし、ちょっと姿勢を立てると首に当たってめちゃくちゃ痛い。

後は高圧縮比、高出力エンジンならではの熱。
走っている時は上手く後ろに排熱されるように設計されているらしいが、信号待ちなどは地獄である。

積載性が皆無なのは承知であったが、意外とシートバッグの固定などはしやすいので、これは気にならなくなった。

取り敢えず初回はこんなところ。
また気がついたことがあれば追記するかも知れません。

  1. やばいっす!!!

    インプレ読んでただけでもゾクゾクしてきました。

    スピードは本能ですので、免許とか、公道とかは置いといて、官能的マシンは万歳!!!

    それを手に入れちゃう先輩はTHE男っすね!

    • yocchi
    • 2013年 7月11日 8:07pm

    >shigemixさん

    まだ全開に出来るようになって間もないので、これから楽しみたいと思います。
    でも命と免許は大事にしますよ(^^)

  1. トラックバックはまだありません。