BMW F800S

動機は昨日と一緒。
もう一台気になっているBMW F800STを見に、DATZ YOKOHAMAに出向く。

F800STは展示車が無かったが、少しだけスポーツ寄りに振ったF800Sは試乗車があった。
聞くと、バックオーダーをかなり抱えており、今発注しても6月頃の納車になると言う。BMWにしては安価だし、気軽に乗れそうな雰囲気がやはり人気なのだろうか。

そんなワケで、この試乗車もディーラー間で取り合いなのだそうで、今週末には別のディーラーに行ってしまうとのこと。
折角なので、試乗させて貰うことにした。

ゆったり乗れそうなSTに興味があったが、実物を見るとSもスポーティーでなかなか格好いい。
取り敢えず道に出して貰い、跨ってみる。足付きは片足爪先立ちだが、車体が軽いので恐怖感は全然ない。
排気音は意外と元気が良い。パラツインエンジンは以前乗っていたTDM850と同じだが、自分が乗っていた270度クランクではなく、旧TDMの360度のようにモーターのように軽々と回る。ブリッピングのレスポンスの良さには驚いた。

一応過去に経験済みの特異な操作のウインカーを出しながらクラッチを繋ぎ、港北ニュータウンの街中に走り出す。
ウインカーのキャンセラーは左の方が使いやすいのになぁ、と思いながらぎこちない動作でウインカーを消し、前が開いているのを確認してアクセルを開けてみる。結構速い。

レスポンスのいいエンジンがレッドゾーンまで一気に回り、スピードメーターが物凄い勢いで跳ね上がっていく。でも、恐怖感が全然無い。
前に乗っていたYAMAHAの某リッターバイクは全開にした際に離陸してしまうんじゃないか、と思うような恐怖感を覚えた(それも直ぐ慣れてしまった(笑))が、F800は安心して開けられるパワーと言えば良いだろうか。それに非常にスムースだ。
ベルトドライブもスムースさに一役買っているのだろう。

大きな交差点に差し掛かる。
エンジンブレーキは非常にマイルド。これもベルトドライブだからか?
ブレーキは前後共凄く利くがこちらも怖さがない。ちなみに試乗車はABSが無いベーシックラインだったが安心して握れる感覚。自分のようなヘタれや初心者でも安心してブレーキ操作できる。
ブレーキレバーをリリースしてリーンインで体重を掛けて行くと寝かしこみが軽いし安定している。そのままアクセルを開けると車体が自然に且つ緩やかに起きていって、自分がうまくなったような錯覚に陥る程終始安定しきっている。

その後、20分程ニュータウン内を走り回って思ったのは、これはバイク復帰組や初心者には最高の一台だということ。
操れそうなパワーと安定して軽い車体。セパハン(死語)でも辛くないポジション。これはイイ。

肩肘張らず気軽に乗れるBMW、でも納車4ヶ月待ち。
迷っているけど納車まで我慢できない、って人もなんとか我慢すべき。

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