相変わらずCDはちまちまと買ってますが、しばらく音楽ネタ書いてませんでしたね。
久しぶりの音楽ネタは、山下達郎さんソロデビュー35周年記念ベスト・アルバムの「OPUS」です。
OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(初回限定盤)
アルバムはほぼ持っているのに、あらためて達郎さん自身が悩みぬいて選んだベスト・アルバムという触れ込みにまんまと乗り買ってしまったワケでありますが(笑)、発売日9/26からもうこればっかり聴いています。
思い起こせば、中学の同級生が持っていたアルバム「RIDE ON TIME」を聴いて強烈な刺激を受けたのがもう30年も前。
当時は小遣いも少なくそうそうLPを買うわけにもいかずに、レンタルレコード店で借りてはテープにダビングしたものを聴いていましたが、大学生になりクルマに乗るようになってもそのテープはしっかりと現役でした。
大学生の頃にリリースされた達郎さんの作品は、自分が好きだった初期の頃の作品とかなり違うものになっていて、またメディアもCDに移行したこともありしばらく遠ざかってしまった時期もありますが、ここ数年自由の身になったこともありw ほぼ買い直しも完了。
今では、自分が大学生以降(80年代後半以降)にリリースになった作品も好きになりました。
でもやっぱり、このベストアルバム OPUSでは1枚目を一番多く聴きますね。
WINDY LADY, LOVE SPACE, PAPER DOLL, BOMBER…やっぱいいなぁ。
そしてRIDE ON TIME, SPARKLE, LOVELAND,ISLAND 3連発が豪華です。
自分以上の世代で達郎さんを古くから聴いている人は、同じ想いの人も多いのでは?
自分の周りでは達郎さんと言えばクリスマス・イブの人というイメージが一番多くて、ついで若い人ではジュブナイルのテーマとか僕らの夏の夢とか映画のタイアップでイメージしている人が多いですが、70年代のアルバムとかを聴かせるとあの時代にこんなカッコイイ音楽やってたのか、と衝撃を受ける人も多いです。
そんな方々に是非聴いて貰いたいなぁ・・・。
¥3,980-(初回限定版)で全55曲。こんなお買い得はそうそうないと思います。
(※と思ったら、初回限定版は本日現在既に品切れで若干プレミア価格になっている模様 (-_-; )
これさえ買えば、山下達郎(の半分くらい)を語れること請け合い!www
個人的には「いつか」とか、「メリーゴーラウンド」とか、あと初回限定版のボーナストラックにはネタとして是非「ハイティーン・ブギ」(笑)を入れて欲しかったとかいった希望もありつつ、達郎さん入門としては申し分のない絶賛オススメアルバムです。
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おまけ。
達郎さんを聴き始めて30年。達郎さんのファンとしてはまだまだ半人前の42歳オヤジ的勝手にベスト10は以下のとおり。
10位:メリー・ゴー・ラウンド(1983年 MELODIES収録)
いきなりOPUS未収録曲からですが。
達郎さんを聴くようになる前からフュージョンとかファンクが好きだったので、単純に入りからベースラインが個人的なツボだった曲です。
あと詞の世界観がとても素敵。
9位:LOVE SPACE(1977年 SPACY収録)
佐藤博さんのピアノからの入りで、小気味いいカッティングに乗った達郎さんの伸びのある歌声が素晴らしい曲。カッティングの和音進行が耳に気持ちいいです。
8位:いつか(1980年 RIDE ON TIME収録)
これも詞が好きな曲(吉田美奈子さん作詞)ですが、さりげないフレーズがすっと耳に心地良くて、今でもこの曲を聴くとなんだかとても落ち着きます。
これも残念ながらOPUSには収録されてません。
7位:HOT SHOT(1979年 MOONGLOW収録)
この曲はOPUSにも入ってないしあまり有名な曲ではないかも知れないけど、個人的には相当ハマった曲です。音作り的にアイズレー・ブラザーズに影響されたとかされてないとか言われてますが、これは間違いなく達郎さん独特のソウルの解釈だと思うし、兎に角文句なくカッコイイ!
個人的に思想信条を歌詞に込めすぎているのが生理的に受け付けない自分にとって、そういう意味では対局にある(と捉えてますw)歌詞がこの曲にあっていて素晴らしいですよ。
6位:BOMBER(1979年 LET’S DANCE BABY カップリング曲)
これも子供だった自分にとっては衝撃だった一曲で、ガンガンうねるスラップのベースラインと重いタッチのリズムが、本格的なファンクに引けを取らないどころか圧倒的なカッコ良さを感じた感覚を今でも思い出します。
後で知ったことですが、この曲はまだ達郎さんが売れる前に大阪のクラブシーンでいち早く盛り上がったとのことで、数多ある洋楽のファンクチューンの中にあっても光っていたということなんでしょうね。
5位:WINDY LADY(1976年 CIRCUS TOWN収録)
踊るようなスラップのベースラインと、ドラムがかっこ良すぎる初期の名曲。元々はシュガー・ベイブの頃の作品だけど、CIRCUS TOWN収録のアレンジで完成された感があり(御大の曲にこんなこと言うのも失礼だけどw)超絶カッコイイです。
4位:PAPER DOLL(1978年 GO AHEAD!収録)
この曲はいくつかのバージョンがあるけど、GO AHEAD!に入っているヤツがめっちゃかっこいいです。ちなみにOPUS収録のは多分同じバージョンです。
達郎さんの曲の中で好きなのはどうしてもソウルとかファンクっぽいのが多くなってしまうんですが、これを4位に選んだのはなんでかな。自分でも良くわかんない(笑)
一つだけ言えるのは、カッティングのリズム感が間違いなく達郎さんのもの、ということが大きいかな。あとは、オルガンの入れ方とか、完全に個人的なツボです。
3位:希望という名の光(2010年 シングル発売)
ワザと古い曲ばっかり選んでるワケではなくて、やっぱり元々ソウルとかファンクが好きだし、長年聴いた曲はそれなりに思い入れがあるからなんですが、この曲は2010年に発表されたもののその後震災があったりと今の世相にササッた感じになった曲で、そういう背景からも物凄く胸に響いた曲です。
歌詞を読むとクサイんだけど、それがすんなりと、そしてグッと迫ってくるのは達郎さんの音作りと表現力によるところがとても大きいと思います。
コンサートで聴いて思いっきり泣きました(笑)
2位:DANCER(1977年 SPACY収録)
独特のリズム感と、妙な重苦しさが何とも言えない不思議な曲。文章で表現するには自分のボキャブラリーでは難しいわ(笑)
この雰囲気を日本人で書ける人は達郎さんしかいないんじゃないかな。今でもこれを聴くと軽く鳥肌が立ちます。
残念ながらOPUSには入ってないんですけど・・・。
1位:SPARKLE(1982年 FOR YOU収録)
順位をつけといて今更なんなんですが、このベスト10はどれを何位にするかというのは物凄く難しくて・・・まあどれも凄く好きなんですけど。
もっと言えば、ベスト10に入れるか入れないかというのも物凄く悩ましいところですけどねw
でも一位ということではやっぱりこれかな、と。
イントロのカッティングからリズム隊が入ってストリングスが重なり盛り上がっていく展開が本当にカッコイイんですよね。世間的には「クリスマスイブの人」かも知れないけど、やっぱりこの曲を聴くと夏が来たーーー!ってことになりますね。
そういう意味では今回ベスト10には入れなかったけどJodyとかも夏を象徴するいい曲です。
以上、需要が期待できない(笑)私的ベスト10でした。
皆さんはいかがですか?