トップケース

先週からネタにしようと思っていて忘れていたニューマシンのトップケースネタです。

以下、ちょっと理屈っぽくwww

トップケースってのは、バイクの後ろに装着する後付けトランクのようなものです。通称「箱」とも言います。

バイクは基本的に、構造的・操縦特性的な優位性を生かした動力性能と機動力が命ですので、元々積載性はあまり重視されていません。
その究極のカタチはスーパースポーツ、あるいはモトクロッサー、トライアルマシンなどですね。

一方でその機動性を生かして、気軽に旅をしたいという方向性も自ずと出てきます。そういう場合は、タンデムシートにテントや荷物をうず高く積み上げてネットやゴム製のコード等で縛り付けるのが一般的です。
しかしながら、この方法だと不意の悪天候時には荷物は雨ざらしになるし、パッキングのスキルによっては荷崩れや、取り出したい荷物がなかなか出てこない、等という問題も発生します。

そこで、国間移動などの長距離ツーリングの元々盛んなヨーロッパで考えだされたのが、雨でも荷物が濡れることなく、荷物を気軽に放りこめるトップケース及びパニアケース(車体の左右に取り付けるトランク)です。
多分、最初は旅行用トランクをリアキャリアに括りつけていたのが始まりなんでしょう(推測w)
サイクルロードレースの本場ヨーロッパでも、カメラバイク等にも着いていることが多いですが、タンデムの背もたれにもなり同乗者の安全にも寄与します。

但し、その取付位置や形状により、走行安定性に少なからず影響を与えたり、後ろにバカデカい箱が着いているのを許せない美意識な人がいることも事実です。
実際、スーパースポーツにはとてつもなく似合わないシロモノであることは間違いありません。

それでも、コレの便利さを一度知ってしまうと、もう箱ナシでは生きていけないカラダになってしまい、重症になってくると「箱の似合うバイク」みたいな、「箱」がメインなのか、「バイク」がメインなのか本末転倒なバイク選びをしてしまうおバカな人がいる程です。

・・・って、オレだっ!wwwww

そういうワケで、前置きが異常に長くなってしまいましたが、今度のGSも「箱が似合う」という前提だったことは言うまでもありません。
というか、本質は積載性重視、ということなんですけども。

さて、GS購入時にトップケースをどうするか、ということは最重要課題だったワケですが、決算期のサービスということもあり純正トップケースに決めました。
あと、GSのトップケースは有名なHEPCO&BECKERやRIMOWAの真四角なトップケースのイメージが強かったことも決めてです。

但し、ある程度予想はしていましたが、四角いトップケースはモノが入らない・・・。
純正トップケースは内部のレバーで箱の高さが可変するようにできていて、伸ばすと35L弱くらいはあると思いますが、それでもMultistradaの時に使っていた、GIVI V46(46L)に比べると悲しいくらい入りません。

箱を並べてみました。
Topcase その1

左がGIVI、右がGS純正。GSの箱は可変レバーにより延ばしてあります。後ろの位置は合わせてありますが、一見すると「そんなに大差ない」風に見えますね。

でも。
GIVIはこんな芸当ができますが(勿論蓋もちゃんと閉まります)
Topcase その2

GS純正箱はこのとおり。
Topcase その3

てか、ヘルメット入れたらあとはグローブくらいしか入んないじゃん orz

GIVI箱は45L程度の箱をもう10年以上前から使っていましたが、当時は米5kgとか、トイレットペーパーとか余裕で放りこんでいました。普通の買い物だったらクルマ出す必要ないくらい重宝していたので、GS箱が物足りないのは、大きいのが当たり前な感覚になってるせいもあるかな。

名古屋遠征とかの時は、ライディングジャケットやブーツを箱に入れて、ヘルメットはホルダーに吊るしていましたが、GS箱ではそれすら出来なそうです。
すり抜けに不安があるので、購入時にはパニアは要らないと思ってましたが、これは真剣に検討する必要がありそうだな・・・。

ちなみに、パニアをフル装備するとこういうことになります。
BMW R1200GS

写真では巨大なタンクバックも着いているのでバカさ加減が強調されてますが、それでもパニアの迫力だけでも凄いですね。
噂によれば、パニアケースを最大まで延ばすと幅が1mくらいになるそうで、取り外し式のタンデムシートを外すとパニアケースの上に平らでデカいスペースが確保できそうなので、車輪さえ外せば自転車が乗りそうだなぁ・・・なんてバカな妄想をしたりしてwww

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