カテゴリー : 2014年 8月31日

[ZX-14R] ZiiX タイムアタッカー装着

プラグとエアクリーナー交換作業の流れで、折角カウルを外したので、先日購入したZiiXのTIME ATTACKERを取り付けしました。

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磁気バーが埋め込まれているサーキットでタイム計測ができるものです。
写真の構成は、タイムが表示される本体と、磁気に反応するセンサー、そしてベストラップ時に緑のランプが光り、ベストより遅ければ赤いランプが光るランプユニット。

というか、14Rに取り付ける装備じゃないよなー。
まあ最近サーキット走行が楽しくなってきたし、9月にもてぎの走行会があるので、折角だからと買ってみたんだけど、正直もう6Rとか買ったほうがいい気がする。

・・・そうは言っても直ぐには乗り替え出来ないので、取り付けます(笑)

本体には内蔵バッテリーが装備されていてUSBで充電出来ますが、車載バッテリーからの電源ケーブルも付属しているのでそちらに繋いでしまいます。
バッ直だけど、本体の電源をONにしなければ充電が始まらないようなので、車載バッテリーの負担は無いんじゃないかな。

本体は結構デカイので着ける場所に悩みます。
メーターの上に付属のステーを曲げて3Mの両面テープで貼付け。
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本体にはUSB端子が付いていて、充電の他にPCにラップタイムのデータをxlsのデータでダウンロードできるんだけど、12V電源を取ってるし、その都度電源・センサー・ランプのコネクターを外して家に持ち込むのは面倒なので、付属のマジックテープは使わず両面テープで固定してしまいます。
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毎回PCにデータダウンロードする程マジでもないし、どうしてもの時はPCをバイクのところに持ってきてデータ吸い上げればいいかな。

ただ本体は防水じゃないので、ツーリングの時はビニールで養生するとか考えないと。

さて、本体とハーネスの取り回しはそんなに大変じゃないんだけど、一番面倒なのがセンサーの取り付け。

センサーの取り付け位置は以下の様な指定があります。
・地面から20cm以内
・タイヤから15cm離す
・オルタネータから15cm以上離す
・金属の回転体からできるだけ離す
・センサーと地面の間に金属が無いこと
・排気管のすぐ近くの配線及び固定は避ける
・二輪車は前後のタイヤの中間に設置

そんな都合のいい場所あるか!
しかも、センサーの向きに指定があるので、この条件をクリアするにはどっかで妥協しないと絶対に取り付け出来ないよね。

14Rはエンジンがデカイし、またカウルとエンジンの隙間も狭いので、センサー一つ着けるのにも大苦戦。
結局
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右アンダーカウル後端のステーのボルトに、エーモンのL字ステーを進行方向に斜めに共締め。
斜めにしないとアンダーカウルと干渉しちゃう。
んで、センサーは進行方向と直角に取り付けなければいけないので、センサーの片側にウレタンの切れ端を付けて進行方向になるべく直角になるよう調整の上、タイラップで固定。
実はこれでも、少し斜めになってるんだけど・・・。

あとは、斜めになってるのより気になってるのが、エキパイとの距離が3〜4cm程度しか取れてないこと。
これ以上は、カウルに穴あけてステーをボルト留めとかしかないかな。

※2014.9.14追記

マグネットセンサーですが、上の設置位置だとやっぱり溶けました orz

なんとなくヤバそうだと思いつつ用品店巡りをして帰宅したら、センサーの箱が変形してましたよ。
かなり形がおかしくなっていたのでダメかと思いましたが、磁石には反応するので機能は大丈夫そうです。

長めのステーを買ってきて設置位置を変えようといろいろ模索してましたが、14Rはどう考えてもエキパイからの距離が取れないので、苦肉の策として右カウルとクランクケースの間に両面テープで設置し、脱落防止のためタイラップで近くの配線とセンサーの配線を留めました。
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クランクケースにくっついちゃってるので、センサー設置位置として推奨されてない金属の回転体に近いのと、地面から30cmくらいの高さになってしまってますので、サーキットの磁気バーに反応するかは試してみるまで判りません。
あと、エキパイの側よりは温度が低いと思いますが、ここもかなり熱くなるので、クランクケースとの間に遮熱テープを貼ったほうがいいかな。
でも、アルミの遮熱テープとかだとセンサーが効かないかもとか、なんかいろいろと悩ましい。

[ZX-14R] スパークプラグ交換

エアクリーナー交換からの流れで、そのままスパークプラグ交換に移ります。

※エアクリーナーの記事でも書きましたが、カウルの外し方については別にとても詳細な解説をされているサイトがあるので、ググってみて下さい。

プラグは進行方向で一番左の1本は左側から、その他3本は右側からアプローチします。
これも知り合いのサイトを参考にさせていただきましたが、なるほど、実際に見るとそれしか方法がなさそうです。

それから、このプラグレンチもその知り合いのサイトを参考に購入しましたが、これが無いと(或いは同様の機能を持ったプラグレンチが無いと)間違いなく作業出来ません。
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純正部品番号は、92110-1132 です。

先ずは一番左のプラグ。
写真のステーのボルトを2本外し、隙間から手を入れて外します。
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頭にコネクターが刺さっているので外し、イグニッションコイルの筒を引き抜きます。
これは異常に固いので、スパナなどを使いテコの原理でコジ上げないと抜けないと思います。(写真は右側作業の説明で貼ります)

抜いたイグニッションコイルASSYがコレ。
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シリコングリスが上のヒダの部分に塗られて挿入されているようです。
引き抜く時にゴミなどがくっついてくるので綺麗に拭いて、取り付けの際にまたヒダの部分に少量塗って挿入。

プラグレンチを差し込み、14mmのスパナで外します。
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新品のプラグは純正品と同じ、NGKの CR9EIA-9 を使用。
4気筒でシングルプラグなので4本必要ですよ。

新旧プラグ比較。
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電極に煤が多少溜まっているようですが、正直電極が減っているなどの様子は見ただけでは判りません。

新品を取り付ける時は、プラグレンチに新品プラグを付け、プラグホールに差し込んだら手で優しくネジを締めていきます。
プラグのワッシャが底に当たった感触があったら、そこからスパナで1/2回転締付け。
ちなみに1/2回転というのはバイク用の細いプラグの場合で、プラグ径によって違います。
適合するプラグをNGKのサイトで調べると、締付けトルクが出ていますし、トルクレンチが無い場合や、14Rみたいにトルクレンチなんか絶対に入らなそうなバイクの場合は、締付け回転数が書いてあるので参考にしてみてください。

プラグ締付けが完了したらイグニッションコイルを差し込み、コネクターを忘れずに元に戻します。
イグニッションコイルは挿入時も相当固いので、外す時と逆でスパナをテコにするなど、充分に押し付けてきちんと刺さっているか確認します。
イグニッションコイルのヒダの部分が奥まで入ると「ゴリゴリ」っとした感触がします。

あと、ハーネスのコネクターは忘れずに元に戻します。忘れると当然ながら点火しませんし、何より忘れたままカウルを取り付けてしまったりしたら、後で地獄を見ますよ。

まあ、左は近いし楽勝です。問題はここからですよ。

右側は先ず、この燃料ポンプのボルト(緑)とハーネスコネクター(赤)を外してアプローチを確保します。
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写真がピンボケですみません。

燃料ポンプをどかすと
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こんな風景。
もう左から2番目のプラグが絶望的に遠く感じます。
この隙間から腕を突っ込んで作業します。

ハーネスのコネクターを外してイグニッションコイルを抜くのは全気筒共通ですが、イグニッションコイルが固いので、奥の方は根気と工夫です。
手前の方であれば、
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こんな風にスパナを引っ掛けてテコで持ち上げることも簡単ですが、左から2番目はまあいろんなことしました。
最終的にはモンキーレンチを水平に突っ込んでなんとか外せました。
ちなみに左から2番目はなんで右側からのアプローチになるかというと、一番左と2番目の間にハーネスが通っていているからなんですが、道具を突っ込んでこのハーネスを傷つけたりしないように充分注意です。
あ、右から2番目の真上にも嫌がらせのように細いハーネスが走っているので、気をつけましょう。

そう言えば、この左から2番目のプラグに苦労してアプローチし、プラグレンチを差し込んだら、なんと手で回るではないか!
マジかよ。
抜いてみると吹いた跡も残ってないし、意味がわかんないけど、今までコレで走ってたってことか・・・。

同じ作業だけど、場所によっていろんな工夫をしないと交換できない4本を終えるまで、約1時間。
プラグは5,000kmで寿命とか言う人もいるけど、こんなの5,000km毎にやってらんねー。
まあ、15,000kmくらい使っちゃってもいいんじゃないの?www

ということで、燃料ポンプのコネクターを挿して元に戻したら、後はカウルを元通りに着けるだけ・・・。
いや、このカウルをもとに戻すのにまた40分くらい orz

実はこのあと、折角カウルを外したのでやっておきたい作業をしたんですが、これが結構ドツボに嵌り、カウル装着する頃にはヘロヘロで1箇所爪割っちゃったり・・・。
フルカウル車はホント面倒くせー。

なので、カウル外したら、もういろいろとやっちゃいましょうね。
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クーラントの量確認。少なければ補充。

後は、オイル滲みの確認とか。
いや、疲れたわ。

[ZX-14R] エアクリーナー交換

7月末に買って置いたけど、セガレが来ていたので作業を保留していたエアクリとプラグの交換をしました。
ODO 13,500km時の作業です。

エアクリーナーはサイドフィンとタンクカバーを外せば出来ますが、プラグの方はアッパーインナーカウル(フロントフェンダーの上にあるカバー)とミドル&アンダーカウルを外す必要があるので、午前中に始めます。
記事では、エアクリーナー交換とプラグ交換は分離します。

10時くらいに開始し、40分くらい掛かってようやくこの姿に
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ちなみにカウルの外し方については、とても詳しく説明しているサイトがあったので、それを参考にさせていただきました。
そのサイトを見なければ、多分外せなかったと思います。
個人の方のサイトなので無許可でリンクを張るワケにもいきませんが、ググれば直ぐ見つかると思います。

先ずはエアクリーナーから。
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この銀色のカバーのボルトを外せば、中にエアクリーナーが刺さってます。
引き出して新品に交換するだけ。

13,500km走ったエアクリーナーと新品の比較。
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もっと汚れてるかと思ったけど、意外とそうでもありませんでした。
目立つゴミは虫が2匹程張り付いてたくらいかな。
まあでも汚いことには変わりないのでさっさと交換です。
純正エアクリーナーの部品番号は11013-0718です。

エアクリーナーボックス内も思ったほど汚れていませんでしたが、
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こんなマ◯イ棒的なやつを作って掃除。

新品のエアクリーナーを挿入して銀色のカバーを元通りに付けたら終了。
エアクリーナーについては以上。

カウルが外れたまま、引き続きプラグ交換へ。